スマホレビュー 2020年発売

Xiaomi Redmi Note 9Sレビュー! 市場を破壊するコスパお化け

2020年4月20日

2019年はスマホのコスパが爆上がりした年だった。

3万円台にしてあらゆるオプションを備えたOPPO Reno A、2万円台にしてミドルクラス最高の性能を持つTCL Plex。

しかし2020年度早々、それらを超えるコスパのスマホがリリースされてしまう。それが今回紹介する「Xiaomi Redmi Note 9S」だ。

このスマホは2万円台のエントリークラス並みの価格ながら、性能はミドルクラスで最高のスマホと同等のスペックを持っている。

日本においてはバンド対応が貧弱なのと、技適が無いという問題を除けば、大いにお勧めできる端末だ。

スペックと評価

2020年度のスマホの評価基準をもとに作成

項目詳細評価
発売日2020/3/23-
値段(コスパ)27000円★★★★★
エントリークラスの価格に、ミドルクラス最高の性能
SoC(処理性能)Snapdragon 720G
antutu 28万点
★★☆☆☆
ミドルクラスで最高レベル
メモリ6GB★★★☆☆
標準的な容量。値段を考えると多い
バッテリー(電池)5020mAh
18W高速充電
ワイヤレス充電なし
★★★★★
大大容量。ゲームをしても一日余裕で持つだろう
写真などの保存容量128GB
MicroSD対応
★★★☆☆
十分な容量
画面の綺麗さ・液晶
・60Hz
・2400*1080
★★★☆☆
解像度、リフレッシュレート共に普通。
携帯性・76.68*165.75*8.8mm
・209g
★★☆☆☆
でかくて重い。
防塵防水防滴★☆☆☆☆
IP規格の取得は無し
カメラ(画素数)標準:4800万
超広角:800万
マクロ:500万
ポートレート:200万
内:1600万
★★★☆☆
機能的には多め。F値1.79のそこそこ明るいレンズに、普通のセンサーサイズ
オプション・指紋認証
・顔認証
・画面保護フィルム
・ケース
・充電アダプタ(海外規格)
・USB-Cケーブル
★★★☆☆
充電器は海外規格のため、変換アダプタが必要
★合計50点満点中30点

ミドルクラス最高の処理性能

Xiaomi Redmi Note 9Sはエントリークラスの価格ながら、スマホの処理性能を決めるSoCにはミドルクラスの物を搭載している。

SoC:スマホの処理性能を決める部品。CPUやGPUを一つのチップに纏めて搭載している。System on a Chipの略。

その性能はミドルクラスでほぼ最高となり、ベンチマークソフトのスコアは約28万点となる。

これがどれくらい凄いかと言うと、同価格帯のスマホと比べるとよくわかるだろう。

まず現在最も売れているAQUOS sense3。価格は約3万2千円と若干高めながら、ベンチマークスコアは約10万点。倍以上のスコア差となり、使っていてはっきりと実感できるくらいの性能差があるだろう。

次に、今後発売を予定されているXperia 10 II。人気のXperiaシリーズの普及価格帯のモデルになるので、注目している方も多いだろう。そのベンチマークスコアは、約14万点。Xiaomi Redmi Note 9Sはほぼ倍の性能となる。

さて、日本のメーカーのスマホは正直って性能が低すぎるので、もう少しハードルを上げよう。

まず、Xiaomi Redmi Note 9Sと同じ2万円台のTCL Plex。エントリークラスらしからぬ性能に、年末はこの端末の話題で持ちきりになった。そのベンチマークスコアは、約21万点。なんと値段の安いXiaomi Redmi Note 9Sの方が性能が高い。

ここまで来るともう比較相手を探すのが難しくなってくる。最後に比較するのはHuawei nova 5Tだ。そのベンチマークスコアは、約30万点。ようやくXiaomi Redmi Note 9Sと互角以上の製品が出たが、この端末の価格は約5万5千円

5万以上の製品でようやくXiaomi Redmi Note 9Sと同等のスペックになるのである。この端末がいかにコスパが高いかわかっていただけただろう。

処理性能以外もすさまじい

処理性能に尺をとりすぎてしまったが、それ以外の性能もすさまじい。

まずメモリは6GBと、ミドルクラスとして十分な容量を備えている。

カメラもハイエンドスマホに見劣りしない4眼構成となっている。このスマホの外観を見て、2万円台と見抜ける人はまずいないだろう。

写真などの保存容量も128GBと、かなりの容量となっている。

そして特筆すべきは、バッテリー容量の多さだ。このスマホはなんと5020mAhの大容量バッテリーを搭載している。

これがいかに多いかというと、大概のスマホは3000mAh台と言えば分かりやすいだろう。それより2000mAhも多いバッテリーを備えていることになる。

ちなみに、この2000mAhは、iPhone SEの総バッテリー容量よりも多い。大容量中の大容量バッテリーというわけだ。それが2万円台のスマホに搭載されているのだから末恐ろしい。

このスマホを使っていてバッテリー切れを起こすことはまずないだろう。

かなりでかくて重い

これはバッテリーを大きくするとどうしようもないのだが、Xiaomi Redmi Note 9Sはかなりでかくて重い

横幅が76.68mmもあるので、日本人の小さな手ではかなり持て余す。片手で操作するのは難しいだろう。

重さは209gもあり、あれだけ重いと言われたiPhone 11よりも重い。これも片手操作だとかなり手と肩に負担がかかるだろう。

スマホの稼働時間と携帯性は、バッテリーを多くすると重くなり、軽くするとバッテリーが少なくなるという、トレードオフの関係にある。

スマホを選ぶときは、あなたがどちらを重視するか、事前にしっかりと考えておいた方がいい。

私は携帯性とバッテリーの持ち(それと画面の広さ)のどちらを取るかと言われたら、少しでかくて重くても後者を選ぶだろう。

バンド対応と技適の問題さえなければ、大プッシュしたい

Xiaomi Redmi Note 9Sはめちゃくちゃ良いスマホだ。とにかくコスパが高い。

こんな高性能で価格の安いスマホを出されたら、他のスマホをお勧めする必要が全くなくなってしまう。本当ならこのスマホの記事をいくつも書いて、読者の方にも大プッシュしたいところだ。

しかし、冒頭でも述べたように、このスマホを積極的にお勧めできない理由がある。

まず一つが、日本におけるバンド対応の貧弱さだ。Xiaomiはまだ日本に本格的に進出していないので、グローバルモデルであってもキャリアのバンドに対応していないことが多い。

まずdocomoについてだが、一応複数のバンドに対応しているが、プラチナバンドの19に対応していない。場所によっては電波の掴みが悪いかもしれない。

SoftBankについてはフル対応している。Xiaomiのスマホを日本で使うなら、SoftBankの回線を選んだ方がいい。

auは全く対応していない

Xiaomiのスマホを使う時は、自分の回線がちゃんと対応しているか、しっかり確認した方がいい。そして対応していなければ、回線を乗り換える必要があるだろう。

2つ目の理由が、技適の有無だ。Xiaomi Redmi Note 9Sは技適を取得しておらず、日本で許可なく使用すると電波法に違反する可能性がある(必ずなるとは明言できない)。

Xiaomiの製品が安いのは、技適を取得するコストがかかっていないのも一因となっているだろう。使う時は完全に自己責任となるので、注意してほしい。

上記の問題をクリア(許容)できる人であれば、Xiaomi Redmi Note 9Sはめちゃくちゃお勧めのスマホだ。たったの27000円で、日本のミドルクラススマホの倍以上の性能が手に入るのだ。

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Xiaomi Redmi Note 9Sは最もお勧めの選択肢の一つだ。とにかく安くて、性能にも妥協したくない人は、是非この端末を手にとって見てほしい。

2020/6/2追記:日本での発売を発表!

2020年6月2日、Xiaomiが本機種の日本での発売を発表した。

その際、本機種の弱点であったバンド対応や技適といった問題も解消している。

詳しくは下記の記事を参照してほしい。

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2020/6/28追記:実機購入レビュー!

本記事で紹介しているRedmi Note 9Sが、なんと日本国内版を発売した。

注目度の高い端末であることもあり、私は自腹で購入して動作確認を行うことにした。下記の記事はその第1弾だ。開封から設定、バッテリーの検証などを行っている。この端末のことが気になっている人は、是非参考にしてほしい。

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ただのん

ただのん(只乃俊明)

都内在住のシステムエンジニア。スマホはコスパと実用性重視。スマホ選びに悩むあたなのためにこのブログを開設しました。最も多く触れる日用品であるスマホ選びをお助けできればと願っています。

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