あなたは月々のスマホの通信料金のことで悩んではいないだろうか。
もしdocomoやauといった通信キャリアのSIMを使っているなら、ひょっとしたら毎月の支払いは6000円を超えているかもしれない。
実は私も以前はそうしたユーザーだった。docomoの基本的なプラン(今は無い)を契約し、一月に6000円以上支払っていた。
だが、自分の通信量を省みたときに、docomoの通信プランは過剰すぎると考え、格安SIMのビッグローブに乗り換えた。
それ以来、毎月6ギガの通信量と音声通話を含めて、月々の支払は1650円で済んでいる。すでに乗り換えて5年経つので、docomoを使用していた時と比べて261000円節約できたことになる。
本記事では、私がなぜビッグローブに乗り換え、今も使っているかを詳細にお伝えする。この記事を読んだ後、あなたは今より圧倒的に通信料金を節約できるようになる。
毎月4ギガほど使用、電話はほとんどしない。ただし、帰省時に大量に消費
まずビッグローブに乗り換える前の私のスマホの使用状況を説明しよう。
基本的には毎月4ギガほど使用していて、電話はほとんどしないユーザーだった。docomoは電話かけ放題、データは30ギガまで制限なしといったプランなので、完全に持て余していたと言える。
ただし、「実家の帰省時にはテザリングで大量に消費する」といった事情があるので、完全に無駄という訳ではなかった。
なんとか自分に合うSIMは無いかと悩んでいたのだが、まだ大してSIMに詳しくない私は、家電量販店の販売員に勧められるままY!mobileと契約した。
そして結果的にこの選択は大失敗だった。
料金は安くなったのだが、遅延に悩まされた
Y!mobileについて説明すると、三大キャリアの一つであるSoftBankのサブブランドのSIMだ。
SoftBankの通信回線がそのまま使え、普通の格安SIMと比べて圧倒的に高速な上に、通信キャリアより安い。
Y!mobileは通信キャリアと格安SIMのいいとこどりをしたようなSIMな訳だ(ちなみに、同じようなサブブランドに、auの回線を使えるUQモバイルがある。こちらも特徴はY!mobileと似ている)。
これで万事解決……とはいかなかった。前述した通り、この選択は大失敗だった。なぜかというと、確かにY!mobileは高速なのだが、遅延がひどかったのである。
「高速なのに遅いってどういうこと?」と思われたかもしれない。分かりやすく説明する。
例えば動画のダウンロードをこちらが要求したときに、応答があった後は高速な通信が始まるのだが、その応答が来るまでが遅いのである。
するとどういう問題が起こるかと言うと、オンラインゲームのプレイに支障が出るのだ。簡単に言うと、「ラグい(反応が遅い)」というヤツだ。

ドラクエ10のマイキャラとプライベートコンシェルジュのセアーラさん
私はドラゴンクエスト10オンラインのプレイが8000時間を超えるくらいのヘビーユーザーだったのだが、当然帰省した時も遊ぶわけである。
それが「全くゲームにならない」くらい遅延がひどかった。オンラインのフレンドと遊ぶと迷惑をかけてしまうくらい遅延がひどかったのである。
この時私は初めて、「通信には遅延(応答速度)も重要」ということを学んだのだ。

Y!mobileの回線で海でDQ10が出来るかというアホなことを試した。ちゃんと動いた。
そして自分に最適なSIMを見つけた
Y!mobileは解約した。そして新たな探求の旅が始まったのである。
竜ではなく、遅延の少ないSIMを求めて私のクエストは幕を開けた。そしてSIMの比較一覧を眺めて、あっという間に旅は終わった。

Y!mobileからビッグローブへ
ビッグローブは値段は格安ながら、応答速度はY!mobileより圧倒的に速かった。テザリングでドラクエ10オンラインをプレイしても違和感がないくらい遅延が少なかったのである。

DQ10において重要な相撲が出来る
パーティプレイにおいて重要な「相撲」と呼ばれるテクニックがちゃんと使えた。間抜けに見えるかもしれないが、これが出来ないとドラクエ10では速攻で死ぬ。そしてY!mobileは死んだ。ビッグローブは生きた。
そしてドラクエ10がプレイできるビッグローブは、偶然にも私の求めるSIMの条件を全て備えていた。
- ドラクエ10が問題なくできるくらい遅延が少ないこと
- 帰省時にいつもより多めに使えること
- 短時間に大量に通信しても遅くならないこと
1.の条件については既に語ったが、2.と3.も非常に重要だ。
まず2.の条件だが、ビッグローブは使っていない容量を来月に繰り越せる。つまり6ギガのプランなら、最大で12ギガまで通信量を増やせるのである。
これが出来たおかげで、「普段は4ギガ程度で節約し、帰省時には溜まった分を一気に消化する」ということが可能となった。
さらにこの条件は3.にもつながる。実は格安SIMは短時間に大量にデータを消費すると、速度制限が掛かるものが多い。
例えば格安SIM大手のIIJ mioだと、72時間で366メガ(1ギガの3分の1)以上使うと速度制限が掛かってしまう(IIJ mioの通信規制対象となるデータ量を参照)。これでは帰省時に大量に消費する私は、あっという間に速度制限が掛かってしまう。
ビッグローブにはこの速度制限が存在しなかった※のである。短い間に大量に通信を行っても、遅くなること心配はないのだ。
※私の契約プランは制限が無いのだが、現在のプランは72時間で6ギガを超えた場合は速度制限されることがあるようだ(必ずされるかはわからない)。それでもかなり許容量が大きい。
ビッグローブは私の求める条件を完全に満たしていた。そしてこの条件は今も変わっていないので、5年間ずっとビッグローブな訳である。
どれくらい節約できているのか?
ビッグローブは格安SIMに分類されるため、docomoと言った通信キャリアそしてはもちろんのこと、サブブランドであるY!mobileよりも安い。
では実際にどれくらい節約できているのか? 2020年4月現在の各社のプランを参照し、価格を一覧にしてみた(価格は全て税抜き)。
※私の契約プランは古くからの引継ぎなので、普通の人よりちょっと安い。そのため、今契約した場合のモデルケースも併記した。
会社 | プラン | 月々 | 年間 | 5年使用した場合 |
ビッグローブ | 【私の契約プラン】 ・データ6ギガ 1250円 ・音声通話オプション 700円 ・光☆SIMセット割 -300円 | 1,650円 | 19,800円 | 99,000円 |
ビッグローブ | 【今契約した場合のモデルケース】 ・データ3ギガ 900円 ・音声通話オプション 700円 | 1,600円 | 19,200円 | 96,000円 |
Y!mobile | スマホベーシックプラン M(9ギガ) | 3,680円 | 44,160円 | 220,800円 |
docomo | ギガライト(1ギガ) | 2,980円 | 35,760円 | 178,800円 |
docomo | ギガライト(3ギガ) | 3,980円 | 47,760円 | 238,800円 |
docomo | ギガライト(5ギガ) | 4,980円 | 59,760円 | 298,800円 |
docomo | ギガライト(7ギガ) | 5,980円 | 71,760円 | 358,800円 |
docomo | ギガホ(30ギガ) | 7,480円 | 89,760円 | 448,800円 |
au | auフラットプラン7プラスN(7ギガ) | 5,480円 | 65,760円 | 328,800円 |
au | auフラットプラン20N(20ギガ) | 6,000円 | 72,000円 | 360,000円 |
SoftBank | メリハリプラン(50ギガ) | 8,480円 | 101,760円 | 508,800円 |
ごらんの通り、どのプランであっても基本的に5年間で10万円以上の節約となっている。
ちなみに、どのプランも家族割や期間限定の割引キャンペーンは抜いている。それらのキャンペーンはビッグローブにもあるからだ。
格安SIMに変えておいて本当に良かったと思う。凄まじい金額が財布から消えていくところだった。これでも通信キャリアの値段は2020年度の新料金プランで安くなっているのだ。つまり、前はもっと高かったのである。いやはや、末恐ろしい。
5年間使って分かったデメリット
ビッグローブにはおおむね満足しているから契約を続けているわけだが、長く続けていると当然悪い面も見えてくる。下記が5年間使って分かったデメリットだ。
- 平日12時~13時(お昼時)はかなり遅い
- データを使い切ったあとのチャージが難しい
- 20ギガ以上使うなら通信キャリアの方がいい
1.平日12時~13時(お昼時)はかなり遅い
一般に言われている通り、格安SIMは平日昼時はかなり遅い。ビッグローブもその例にもれず、昼はYoutubeの視聴が困難なくらい遅くなる。
これについては私はもう割り切っている。平日昼間はオフィスにいるので動画を観ることも無いし、漫画などは事前にダウンロードしておけばいい。
それにいくら遅いとは言っても、ネットサーフィンや軽いゲームなら快適に出来る速度はある。顕著に遅いのは平日昼だけなので、それにはすっかり慣れてしまった。

平日昼でもゲームは出来る
2.データを使い切ったあとのチャージが難しい
データ容量についてだが、いくら最大で12ギガ使えると言っても、帰省が長引いてうっかり使い切ってしまうことがあった。
そうなると低速回線に切り替わってしまう訳だが、それだと困るので追加のチャージを行う。しかし、このチャージが低速なせいで全く進まないのである。
チャージ画面くらい速度制限なしで使わせてほしい。課金するためにやるのだから、ビッグローブにとっても損はしないはずだ。
ちなみに、チャージはデータを使い切ったあとでないと行えないため、事前にチャージしていくといったことは出来ない。運用に問題があると言わざるを得ない。
ただし、ビッグローブには契約すると無料で使えるwifiスポットがあちこちにある(ココイチやドトールなどのどこにでもある店で使える)。
これを利用すれば簡単にチャージが可能だ。通信制限を食らう前でも、wifiスポットに繋げば通信量を節約することが出来る。
wifiスポットの速度もそこそこあり、kindleの漫画は30秒以内にダウンロードできた。

wifiスポットのあるココイチでダウンロードしてみた
3.20ギガ以上使うなら通信キャリアの方がいい
格安SIMの根本的な存在意義を問うことになるが、データを20ギガ以上使うなら通信キャリアを選んだ方がいい。なぜなら、データ通信量が増えると格安SIMは通信キャリアと値段が変わらなくなるからだ。
先程各社の通信プランの料金を出したが、auの20ギガプランは6000円だった。それに対して、ビッグローブの20ギガプランは5200円である。
これだと通信品質が悪いのに値段はほとんど変わらないので、圧倒的にコスパが悪くなる。
ちなみに、30ギガだとdocomoは7480円だが、ビッグローブは7450円だ。選ぶ意味が全くない。
大容量の通信を行う方の場合は、通信キャリアを使っておく方が断然お得である。あなたはそのままでいい。このあとビッグローブへのリンクを貼るが、全く見にいく必要がない。
今なら半年間無料+初期費用還元
いかがだっただろうか。私もSIM選びには苦労した。docomoからY!mobileへ乗り換え、更にビッグローブへ乗り換えてここまで来た。
現状には不満をそれほど覚えていないので、特に他社へ乗り換える気はない。
もしあなたが私と同じように月に数ギガしか使わず、電話もそれほどしないという人なら、早めに格安SIMに乗り換えることをお勧めする。
ビッグローブは今なら半年間無料で、更に初期費用が全額ポイントで還元される。ポイントは全額通信費用に充てることが可能だ。つまり、実質手数料はかからない。
それに加えて、ビッグローブには他社にはないエンタメフリーというお得なオプションがある。コレを使えば、月額480円でYouTubeやApple Musicといったサービスが無制限で使えるようになる。
今なら半年間無料で、さらに初期費用がポイント還元されるようだ。ちなみに、ビッグローブでもらえるポイントは全額通信費用に充てられる。実質的には初期費用は無料だ。
それに加えて、上記の広告には載っていないのだが、実はエンタメフリーオプションも半年無料になる。エンタメフリーオプションは月額480円でYouTube、YouTube Musicといったサービスが無制限に使えるようになる。
エンタメフリーオプション対象サービス | |
動画 | YouTube, AbemaTV, U-NEXT, YouTube Kids |
音楽 | Google Play Music, YouTube Music, Apple Music, Spotify, AWA, Amazon Music, LINE MUSIC, dヒッツ, RecMusic, 楽天ミュージック |
ラジオ | radiko,らじる★らじる |
書籍 | dマガジン, dブック, 楽天マガジン, 楽天Kobo |
その他 | Facebook Messenger |
これだけたくさんのサービスが無制限に使えるようになるオプションはなかなかない。そして、なんと今ならこのオプションも半年間無料である。
契約に難しい作業は必要ない。全てネット上で済み、短時間で終わる。ほんの数十分の作業で、その後の通信費用が大きく変わる。この機会にぜひ、ビッグローブへの乗り換えを考えてみてほしい。