スマホ雑記

有機ELと液晶の違いって何? 知って得するスマホの豆知識

2020年2月16日

最近あちこちで「有機EL」という言葉を聞かないだろうか。今やテレビ売り場の半分は有機ELのテレビだし、iPhoneといった高級スマホも軒並み有機EL画面を採用している。

でも正直なところ、「有機EL」が何なのかよくわからず、今更聞くに聞けない……と思ったあなた。あなたは損をしている可能性がある

有機ELについて知れば、スマホをもっとお得に、かつ綺麗な画面で使うことが可能だ。

そもそも液晶とは別物

特に「液晶」と「有機EL」を混同している方は多いと思う。

「君のスマホの液晶、有機ELなの?」

なんて質問は、有機ELのことを知っている人ならば、どこかおかしいと感じる。有機ELは綺麗になった液晶の事ではない。

両者は全く別物の技術だ。例えるならば、デジタル時計とアナログ時計の違いだ。どちらも同じ時間を指し示すが、中身は全く別物なのはよくわかるだろう。液晶と有機ELもそれと同じだ。似たようなことが出来るが、仕組みが全く違う。

液晶と有機ELはどう違うかというと、発光の仕方が違う。液晶は色のついたパネルに後ろから光を当てているのに対し、有機ELはパネル(の画素)そのものが光っている

その違いは、暗い色にはっきり出る。液晶は黒い色でも光ってしまうが、有機ELは光らない。黒色が本当に黒いのだ。

上の画像は神戸海洋博物館の夜の写真だ。全体的に暗く、建物の明かり以外はほとんど黒色の写真だ。

これを液晶と有機ELのスマホで比べてみる。

布団の中にもぐりこんで、周囲を暗くして撮影してみた。黒色のはずの空が光っているのが分かるだろうか。液晶では、黒色を正確に表現することが出来ない。それに対して、有機ELはどうなるか。

全く空が光っていないのが分かると思う。有機ELは黒い部分は光らない。この発光の仕方の違いで、有機ELは液晶に比べて圧倒的に発色が美しい。

明るい場所、映像だと違いが分かりづらい

テレビ売り場に行った時、どれにしようか悩むと思う。大概、液晶の方が安い。でも、画質は出来るだけ良い方がいいなぁ……。そう思ったあなたは、液晶と有機ELの画面を見比べてみる。

「あれ? 大して違わなくない? 画質がほとんど同じなら、安い液晶の方が良くない?」

そう思ったあなたは、売り場のマジックに騙されている。

家電量販店の店内はかなり明るい。そして明るい店内の中でもくっきりと映像を映すために、テレビの明るさをかなり上げているのだ。

そうなってしまうと、液晶と有機ELも大して違いが分からなくなってしまう。明るい光の中で、繊細な黒色の表現は吹き飛んでしまうからだ。

だが、家に帰って部屋を暗くし、没入感を高めたうえで暗めの映画などを見てみれば、違いはハッキリと分かる。圧倒的に有機ELの方が綺麗なのだ。

綺麗さだけじゃない、有機ELの利点

発色は有機ELの方が圧倒的に上だ。だが、実はそれ以外にも液晶より有利な点がある。

先程も説明したが、有機ELは仕組み的に暗い色が光らない。そのため、液晶よりも消費電力が少ないのだ。スマホの場合、有機ELの方がバッテリーが長持ちすることになる。最もよく使う日用品であるスマホにおいて、電池持ちは大変重要なポイントだ。

そして有機ELのスマホならではの、よりバッテリーを長持ちさせる設定がある。

アプリを暗くする、「ダークモード」の設定だ。

実は最近色んなアプリでこの「ダークモード」という物が実装されている。別にかっこよさだけで実装されているわけではない。明確な利点が存在するから実装されているのだ。

Google Chromeのダークモード

上の写真はGoogle Chromeのダークモードだ。ダークモードにすると、画面の発光が減る。その分消費電力が抑えられる、という訳だ。

ダークモードはTwitterやKindleといったおなじみのアプリでも設定可能だ。ちなみに、Chromeの場合は「設定」→「テーマ」→「暗」で設定できる。他のアプリにも似たような設定があるはずだ。

Google Chromeのダークモードの設定

有機ELの弱点

発色や消費電力といった点で優秀な有機ELだが、もちろん弱点はある。

まず第一に、明るい場所では液晶よりも画面が見えづらい。直射日光の下では有機ELはよく見えないことが多い。だが、これは端末のパネルにもよる。iPhoneなどはかなり明るい画面なので、日光の下でもそこそこ見える。

第二に、画面の焼き付きや熱への弱さがある。有機化合物を利用した有機ELは、熱や酸素などの物に反応してどんどん劣化していく。しかし、近年の有機EL製品は技術向上により、寿命は飛躍的に伸びている。少なくとも数年で買い替えるスマホにおいては十分持つと言われている(実際の所は使ってみないと分からないが……)。

第三に、単純に液晶に比べて高価だ。テレビ売り場に行けば、液晶よりワンランク上の値段なのはよくわかるだろう。スマホにおいても同じで、基本的に有機ELが搭載されるのは7万円以上のハイエンド端末がほとんどだ。

格安スマホにも有機ELの物がある

ところが最近は、格安スマホにも有機ELを採用したものが現れはじめた。3万円台から4万円台といった超お手頃価格で、最高級のiPhone並みの美麗な画面のスマホが登場しだしたのだ。

発売しているのは主にOppo、Xiaomiといった中国のメーカーだ。シャープやソニーはおろか、Googleですらフラッグシップ(最も力を入れている端末)でしか有機ELを採用していない中、これは驚嘆に値する。

もちろん端末自体の完成度も高い。詳しくはOppo Reno Aのレビューなどを読んでほしい。

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  • この記事を書いた人
ただのん

ただのん(只乃俊明)

都内在住のシステムエンジニア。スマホはコスパと実用性重視。スマホ選びに悩むあたなのためにこのブログを開設しました。最も多く触れる日用品であるスマホ選びをお助けできればと願っています。

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