スマホレビュー 2019年発売

Pixel4レビュー! 信頼のGoogle製……だとしてもコスパが悪すぎ。

2020年2月22日

あなたはスマホを買う時、「どこのメーカーが作ったスマホなのか?」を気にしないだろうか。私は気にする。どれだけカタログのスペックが良くても、全く聞いたことのないメーカーだと買うのに躊躇する。

その点、この端末を作ったメーカーを知らない者はいまい。多くの人がブラウザを立ち上げたときにロゴを見るだろう。そう、あの検索エンジンの「Google」が作った端末なのだ。

だったらスマホもきっと良い物だ。どれだけ高くとも、間違いはあるまい。どうせ買うなら長く使える端末がいいし、Pixel4に乗り換えちゃおう……と思ったあなた。

結論から言う。あなたの信頼は裏切られる。このPixel4は全くコスパが高くない

スペックと評価

項目詳細評価
発売日2019/10/24-
値段(コスパ)約9~10万円★★☆☆☆
同価格帯のスマホと比べてコスパが悪すぎ
CPU(処理性能)Snapdragon 855★★★★☆
ほぼ最高性能。iPhone11には一歩劣る
メモリ6GB★★★☆☆
価格帯を考えるとちょっと少ない
バッテリー(電池)2800mAh★☆☆☆☆
なんでPixel3aより少ないの?
写真などの保存容量64GB・128GB★★★☆☆
64だと同価格帯では最低容量
画面の綺麗さ有機EL★★★★☆
画面上部のモーションセンス……邪魔じゃない?
解像度2280*1080★★★☆☆
普通
防塵防水IPX8★★★★☆
防水はあるけど防塵はない
カメラ(画素)外:1220万
望遠:1600万
内:800万
★★★★☆
画質は綺麗。でも広角が無いのは物足りない……
オプション・顔認証
・おサイフケータイ
・ワイヤレス充電
・充電アダプタ
★★☆☆☆
指紋認証が無いのが痛い。やはり顔認証よりは指紋認証の方が重要。
★合計50点満点中30点

値段はほぼ同じだが、性能はiPhone11に一歩劣る

まず処理性能だが、同価格帯では同等以上の性能があるAQUOS zero2、Xperia 5、Galaxy S10とほぼ同じだ。

だが、この価格帯にはもっと強力なライバルがいる。それはAppleのiPhone11。現時点でほぼ最高性能のiPhone11には、どのスマホも一歩劣ると思っていい。

ただし、一歩劣るからと言って不満が出るような性能ではない。動作はサクサクだし、ゲームもほぼ最高設定で動くだろう。

バッテリーがあまりにも少なすぎる

このスマホのバッテリー容量の数値を見たとき、私は目を疑った。その数値は、2800mAh

ハッキリ言うが、あまりにも少なすぎる。同価格帯はおろか、3~4万円の格安スマホにさえ劣っている

というか、廉価版であるPixel3a(3000mAh)よりも少ない。

一体Googleはどうしたんだ? モーションセンスとか言う新しい技術に熱が入りすぎて、最も重要な要素であるバッテリー容量のことを忘れてしまったのか?

基本的に性能がいいスマホほど消費電力が多い。ほぼ最高性能のCPUに対して、このバッテリー容量はあまりにも足りていない。

性能に期待して3Dゲームなどをバリバリ動かしていたら、半日で使い尽くしてしまうだろう

指紋認証も忘れちゃったの?

この端末にはスマホにおいてとても重要な指紋認証がついていない

顔認証があれば必要が無いという判断だろうか? だが、Androidの顔認証はそもそも精度がそこまでよくないし、マスクをしていると反応しなくなる

花粉症の季節に、一々マスクを外して認証を解除してられるか? 私は一瞬たりとも花粉を吸いたくないので、一々めんどくさいパスコードを入力することになるだろう。

それとも、モーションセンスとか言う新しい技術に熱が入りすぎて、指紋認証まで忘れてしまったのか?

そもそもモーションセンスがいらない

先程から何度も言及しているが、この端末にはモーションセンスという、唯一無二の機能がついている

他の端末がベゼル(額縁)を廃して大画面のスマホを作っている中、わざわざ広いベゼルを作って配置したセンサーがこれだ。

センサーに手をかざしたりすることで、スマホに触れることなく操作できるという機能だ。

この機能、なんと発売当時は日本で使えなかった。電波法といっためんどくさい制限を潜り抜け、ようやく2020年2月に使えるようになった機能だが、ハッキリ言って最初から必要ない

そもそも片手で操作できるスマートなデバイスに、わざわざ手をかざしてまで操作する必要性がどこにあるのか? 全くスマートじゃない

大体、新しい操作を覚えるというのは実際かなり面倒なものだ。最初は誤操作などの失敗をたくさんして、ようやく覚えた機能は、この端末でしか使えない。数年後にスマホを乗り換えた際に使えなくなるような機能など、よっぽど便利でないと私は覚える気になれない

カメラはとても綺麗

カメラは素晴らしい。画質にこだわっているiPhoneと比べても同等以上に綺麗に撮れる

画素数は1220万画素と手堅い数値となっている。以前別の記事で解説したが、基本的に画素数が多くなるほどカメラの画質は悪くなる。iPhone11も1200万画素だし、スマホにはこの数値が最もバランス良く撮れる画素数なのだろう。

カメラの画素が多いほど画質が悪い!?知って得するスマホの豆知識

あなたはスマホを乗り換えるとき、カメラを重視していないだろうか。さらにカメラでスマホを選ぶとき、画素の多い物を選んでいないだろうか。 その場合、画質の良い物を選んでいるつもりで、実は画質の悪いものを選 ...

続きを見る

最近のスマホはカメラが3つも4つもついているのに対し、この端末は2つだけだ。

だが、そこは天下のGoogle。カメラはあえて少なくし、「AIによる補正によって写真を綺麗にする」というアプローチをとっているのだ。決してカメラの数が少ないからと言って、この端末が劣っているわけではない。

ただし、それでも外側に広角カメラが無いのは痛い。一度に多くの物を写真に収める広角カメラは、この価格帯では標準装備になりつつある

技術に入れ込みすぎて、基本的な所をおろそかにしているようではいけない。

コスパが悪すぎる

ここまで色々文句を言ってきたが、一番厳しいのはこの端末のコストパフォーマンスだ。

まず、処理性能は同価格帯と比べて良くない。というかiPhone11より劣る。

バッテリーは同価格帯どころか格安スマホにも劣る。

売りであるモーションセンスはそもそも必要性が無い。

カメラは綺麗に撮れるが、機能的には不足している感が否めない。

これだけのデメリットがある上で、値段は9万~10万もするのだ。

いくらGoogle製で安心が買えるからと言って、これではコスパが悪すぎる。

ライバルが強くなりすぎた

かなり厳しいことを書いたが、別に特別悪い端末という訳ではない。Pixel3からは確実に性能は上がっているし、カメラも滅茶苦茶綺麗だ。Pixelシリーズでみれば、確かにパワーアップしているのだ。

だが、Google内でスペックアップしただけで売れるほど世界は甘くない

高性能かつオプションも遥かに充実したSamsung(Galaxy)、最先端の性能を持ちながら破格の安さのOppo(Realme)、そして何よりカメラ、性能、価格とトップを走るApple(iPhone)。

それらの強豪相手に対して、今のPixelは力不足感が否めない。天下のGoogleですら苦戦するレッドオーシャンがスマホという世界なのだ

だが、Googleもこのまま黙ってはいないだろう。これだけ酷評しておいてなんだが、私はGoogleという企業が大好きだ。Pixel5では、良い意味で驚きをもたらしてくれることを期待している

あまりに売れないので安くなっている

私の評価よりも市場の評価の方が厳しい。Pixel4はかなり商業的に苦戦しているようだ。

そのせいか、Amazonでは今7万円台でPixel4が買える。これくらいの値段なら、十分購入候補に入れていいだろう。

  • この記事を書いた人
ただのん

ただのん(只乃俊明)

都内在住のシステムエンジニア。スマホはコスパと実用性重視。スマホ選びに悩むあたなのためにこのブログを開設しました。最も多く触れる日用品であるスマホ選びをお助けできればと願っています。

-スマホレビュー, 2019年発売
-, , , , ,

Copyright© 超スマホ批評 , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.