スマホレビュー 2020年発売

Pixel 4a発表! iPhone SEに対抗し、コスパが大きく上昇した!

iPhoneと中華スマホがが嫌な人に残された数少ない選択肢。

2020年8月3日、多くの人が待ち望んだであろう発表をGoogleが行った。そう、Google純正のスマートフォン、Pixel 4aの発表だ。

最近のスマートフォン市場には正直言ってうんざりしている人もいたのではないだろうか。右を見ても左を見ても、中華スマホだらけである。

いや、正確には富士通とかソニーのスマホもあるのだが、それらはコスパで中華スマホに大きく劣るのが実情である。いくら日本製が好きだったとしても、手を出すのが憚られるくらいコスパに差がついてしまっている。

対抗できるのはAppleのiPhoneくらいだ。しかし、Androidを愛用してきた人にとっては、いまさらOSを変えるのも辛いものがある。

Android派で安価でコスパの良い端末。誰もが求めてやまないその仕様は、残念ながら中華スマホにしかなかった。

そこへ今回のPixel 4aの登場である。誰もが知っているアメリカのGoogleのスマートフォン。中華スマホとはブランド力が違う。

しかも、今回は前身であるPixel 3aから大きくコスパが向上している。おそらく、iPhone SEのコスパにGoogleが目いっぱい対抗した結果だろう。ユーザーにとっては非常にありがたい話だ。

結論を言うと、Pixel 4aはiPhoneと中華スマホが嫌な人に残された、数少ない選択肢である。Pixelシリーズにはおなじみの弱点も存在するが、多くの人にお勧めできるスマホだ。

スペックと評価

2020年度のスマホの評価基準をもとに作成

項目詳細評価
発売日2020/8/20-
値段(コスパ)42900円★★★☆☆
Pixel3aよりコスパがかなり改善。中華スマホを買いたくない人にお勧めできる
SoC(処理性能)Snapdragon 730G
antutu 25万点
★★☆☆☆
Pixel3aよりも大幅性能アップ。Xiaomi Redmi Note 9Sには若干劣る。iPhone SEには大分劣る
メモリ6GB★★★☆☆
そこそこの容量。Xiaomi Redmi Note 9Sの4GBより多い
バッテリー(電池)3140mAh
18W高速充電
ワイヤレス充電なし
★★★☆☆
相変わらずバッテリーが弱い。Redmi Note 9Sの5020mAhより大分劣る
写真などの保存容量128GB
microSDカードスロット無し
★★★☆☆
最低容量が128GBなのは悪くない。microSDによる拡張はできないが、十分な容量
画面の綺麗さ有機EL
2340*1080
60Hz
★★★☆☆
発色の良い有機EL。解像度とリフレッシュレートは普通だが、ライバルのiPhone SEと比べると大分解像度が高い
携帯性画面5.81インチ
69.4*144.0*8.2
143g
★★★★☆
iPhone SEより大分画面が大きいのに、iPhone SEより軽い。評価に値する
防塵防水なし?☆☆☆☆☆
技術仕様に見当たらない。
カメラ(画素数)外:1220万
内:800万
★★★☆☆
iPhone SEと同様にシングルカメラだが、Pixelはソフトウェアによる画質を向上させるアプローチをとっている。
オプション・背面指紋認証
・おサイフケータイ
・電源アダプタ
・USB-Cケーブル
・SIMツール
★★☆☆☆
顔認証はない? 個人的には背面指紋認証だけではなく、顔認証もできると良い
★合計50点満点中26点

Pixel 3aから大きく性能アップ。同価格帯のAndroidと比べても強力

まず第一に褒めたいところが、Pixel 3aから大幅に性能がアップしたことだ。

Pixel 3aは登場当時はそこそこ高性能だったのだが、そのあとに登場した中華スマホが高性能すぎて、あっという間に埋もれてしまう結果になった。

その点、今回のPixel 4aはしばらくは埋もれそうにない性能になっている。

Pixel 3aはベンチマークソフトantutuのスコアが約16万点であった。それに対し、Pixel 4aは約25万点と、大幅にスコアを更新している。

このスコアは、同価格帯の大半のAndroidよりも強力である。下記に簡単な昨今発売された端末と性能の一覧表を用意した。ぜひ参考にしていただきたい。

モデルベンチマークスコア
AQUOS Sense3約10万
Xperia 10 II約16万
OPPO Reno A約20万
OPPO Reno3 A約16万
OPPO A5 2020約16万
TCL Plex約21万
TCL 10 Lite約16万
Xiaomi Mi 10 Lite約25万
Xiaomi Redmi Note 9S約28万
iPhone SE約46万

ざっと思いついた同価格帯で有名どころのスマホを挙げさせていただいた。御覧の通り、大半のスマホはPixel 4a以下の性能となっている。

OPPOやTCLといった、中華スマホと比べても性能が高いことがわかるだろう。実に素晴らしい性能だ。

だが、表をよくご覧になった方は、別の不都合な事実にも気づいたはずだ。そう、Pixel 4aはiPhone SEよりも大分性能が低いのである。

これはiPhone SEが例外的に性能が高いのが原因ではあるが、そうはいっても無視できない項目である。なにせ価格からしてPixel 4aはiPhone SEを明らかに意識しているのだ。Google自らiPhone SEがライバルだと言っているようなものではないか。

だが、がっかりするのは早計だ。Pixel 4aにはiPhone SEと差別化できる点が多く存在する。この事項については、後の章で詳しく記述させていただく。

また、もう一つ注目すべき端末がある。Xiaomi Redmi Note 9Sだ。性能はPixel 4aより若干良い程度だが、この端末は値段がなんと格安の24800円である。この値段でPixel 4aより性能が良いのだ。この端末についても、後の章で詳しく述べる。

カメラはシングルだが、優れたソフトウェアによる画質向上が期待できる

さて、性能以外にも気になる箇所をピックアップしよう。

まずはカメラだ。昨今のスマホは3つも4つもカメラがついているものが多い。

それに対して、Pixel 4aのカメラは外に一つ、内に一つだけ。一見、なんとも寂しい仕様ではないか。

だが、それに対してはGoogleのカメラに対するアプローチが、他のメーカーとは違うことを述べさせていただきたい。

大半のスマホメーカーは、スマホのカメラ機能を向上させるために、広角カメラだの、マクロカメラだの、望遠カメラだのを搭載している。つまり、ハードウェアによる機能向上を図っているのである。

これはシンプルにカメラ機能を向上させる方法の一つではあるが、その代わりに部品が多くなって重くなったり、本体が凸凹するだのデメリットも発生してしまう。

それに対して、Googleはハードウェアを増やすのではなく、優れたAI処理などのソフトウェアを充実させることで、カメラ機能の向上を図っているのである。つまり、カメラを増やさずとも、Googleのカメラは接写ができるし、ズームも綺麗に撮れるというワケである。

これにより、Google好みのシンプルでスッキリとした本体が実現できていると言えるだろう。

カメラが少なくとも、侮れないのがGoogleのスマホである。

本体は軽くてコンパクト。なんとiPhone SEより軽い

前述したようなカメラを少なくするアプローチなどにより、Pixel 4aは驚くほど軽量でコンパクトは本体を実現している。

その重さは、なんとiPhone SE(148g)よりも軽い。画面は4.7インチのiPhone SEより大分大きい5.81インチなのに、それより軽いのは驚異的だ。

最近のスマホはデカくて重いのが多い。手の小さい日本人はうんざりしている方も多いのではないだろうか。

Pixel 4aは、日本人にぴったりあった大きさの本体サイズとなっている。しかもすこぶる軽く、画面はベゼルレスで非常に大きいのだ。おサイフケータイもついているし、実はこの端末は日本人のために作られたのではないか?

iPhone SEには性能で大敗。だが、きっちり差別化できる

それでは、いよいよiPhone SEとの比較だ。

先ほど、性能ではiPhone SEに大敗していると述べた。

それでは、Pixel 4aを買う価値はないのか? 断じてそれはない

前章でも述べた通り、Pixel 4aはiPhone SE並みに軽くて携帯性の良い本体ながら、画面サイズはiPhone SEより圧倒的に大きいのだ。この点は思いのほか大きい違いと言っていい。

なぜかというと、iPhone SEは画面が小さいせいで、性能の高さを活かせていないからである。これは日常的にiPhone SEを使っている私が感じていることだ。

スマホにおいて、もっとも性能を必要とする機能のは何か? それは、ゲームである

大容量のアプリの起動、グラフィックの描画、複雑な計算……これらスマホの性能を必要とする処理は、ゲームにおいて最も発揮されると言ってよい。

しかし、iPhone SEは画面が小さいせいで、ゲームのプレイ感が大きく損なわれてしまうのである。せっかく綺麗なグラフィックを描画できても、画面が小さすぎてディテールが分からなくなってしまうし、処理が早くても、操作がし辛くてミスをしてしまう。

結局、性能が低くとも、画面が大きいスマホの方がゲームは遊びやすい、という結論を私は出した。今ではiPhone SEでゲームを起動することはない。ゲームをプレイするにあたって、iPhone SEはバッテリー容量にも不安があるのだ。

では、ゲーム以外の機能ではどうか? ネットサーフィンや動画の視聴、SNSアプリの動作などだが、ハッキリ言って格安Androidスマホと比べても差をほとんど感じない。

現在のスマホは高性能になりすぎ、普段使いにおいてはハイエンドもミドルレンジもほとんど差が分からなくなってしまっているのである。

ということは、iPhone SEとは性能においてもそれほど差を感じる場面はないと言っていい。カメラは同じようにシングルだし、バッテリーも中程度の容量。認証はどちらも指紋認証。

まさに、Android版のiPhone SEと言っていいのではないか? だとすれば、Androidを使ってきた人で、中華スマホに苦手意識を感じている人は、迷いなくPixel 4aを選んでいい。

iPhoneユーザーがiPhone SEで満足するように、AndroidユーザーはPixel 4aで同じ満足感を得られるはずだ。

Xiaomi Redmi Note 9Sにはコスパで負ける。でも中華スマホだし、Pixel 4aの方がずっと持ちやすい

さて、もう一つのPixel 4aのライバルとの比較だ。

それは、Xiaomi Redmi Note 9Sである。この端末は性能でPixel 4aを上回っているうえ、値段は格安の24800円である。果たしてPixel 4aが付け入る隙はあるのか?

大いにある

まず、Redmi Note 9Sはかなり大型の端末となっている。横幅は76.68mmもあり、片手操作は難しい。重さも209gもあり、かなりズッシリとくる。片手操作には慣れが必要だ。

それに対し、Pixel 4aは横幅が70mmを切り、重さも143gしかない。非常に日本人の手になじむサイズ感だ。昨今は大型のスマホばかり出ているので、それが辛い方はほぼPixel 4a一択となってしまうのではないか?

また、Pixel 4aにはおサイフケータイがついているのも大きい。この価格帯でおサイフケータイ付属のスマホはそれなりに希少となる。Redmi Note 9Sにはもちろん存在しない。

なによりも、Redmi Note 9Sは中華スマホである。これだけで選択肢に入らない人はかなりの数になるのではないだろうか。Pixel 4aは安心のGoogle純正スマホだ。最新のOSが常に提供されるし、アップデートは保障されている。

スマホに疎い方がPixel 4aを検討しているなら、私は太鼓判を押してお勧めするだろう。今端末を選んでおけば、まず間違いはない。

ただし、バッテリーに言及させていただくと、Pixel 4aは少し厳しい。最近は4000mAhの大容量バッテリーを備えるスマホも珍しくない中、Pixel 4aは3140mAhと少々心もとない。Pixel 4よりは大分改善したが、それでも十分とは言えない。

しかも、Redmi Note 9SはPixel 4aを大きく上回る5020mAhものバッテリーを積んでいる。この点は相当大きな差と言える。

私は日常的にRedmi Note 9Sを使っているが、バッテリーの持ちは相当いい。普通に使っていても二日は余裕で持つ。

やはり、純粋なコスパ勝負となると、性能がほぼ同じ・大容量バッテリーで24800円のRedmi Note 9Sに軍配が上がる

中華スマホにアレルギーがない人なら、私はRedmi Note 9Sをお勧めする。

誰にでもお勧めできるスマホに仕上がった。買って損なし

結論を改めて述べると、Pixel 4aは大幅に性能がアップし、値段も安くなってコスパが大きく改善した。安心安全のGoogle純正スマホであることから、私は誰に対してもこのスマホをお勧めできると言える

iPhone SEとはOSで大きな隔たりがあるし、中華スマホを安心して買えない方は多い。そんなAndroid派で安心を求める方には唯一無二の選択肢となっているだろう。

ケチを一つつけるとしたら、バッテリー容量だけだ。相変わらずPixelはバッテリー容量が心もとない。自動でバッテリーを調整する機能がついているというが、果たしてどれほど信頼してよいものだろうか? iPhone並みに少ないバッテリーをうまくやりくりしてくれるのか?

いや、それはおそらくスマホの根幹であるAndroidが改善されない限り無いだろう。であるならば、ちょっと重くなってもバッテリーを増やすべきではないか。せめて3400mAhは欲しかったところだ。

とはいえ、それは四六時中スマホをいじっている私のような人間が気にすることだ。普通に使っている分にはPixel 4aも十分使用に耐えるだろう。

iOSがiPhone SEなら、AndroidはPixel 4a。ようやくGoogleもAppleに対抗できる端末が出てきたかもしれない。

  • この記事を書いた人
ただのん

ただのん(只乃俊明)

都内在住のシステムエンジニア。スマホはコスパと実用性重視。スマホ選びに悩むあたなのためにこのブログを開設しました。最も多く触れる日用品であるスマホ選びをお助けできればと願っています。

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