あなたは絵を描くことが好きだろうか。
好きだとしたら、もしかしたらパソコンで絵を描こうとしたことがあるかもしれない。
しかし、パソコンで絵を描くには投資がいる。マウスでも描けなくはないが、出来るならペンタブレットが欲しい。いや、もっと欲を言えば液晶ペンタブレットがほしい……!!
しかし、液晶ペンタブレットは高い。下記のAmazon限定の液タブは6万円もする。しかも、これでも安い方なのだ。
あるいはiPadでお絵描き、という手もあるが、あれもそれなりに高価だ。絵を描くためだけに買うには躊躇する。
そんなあなたに朗報だ。あなたは既に絵を描く道具を手にしている。
いつも使っているスマホさえあれば、絵を描くことが出来るのだ。
え? スマホがあっても、ペンが無かったら絵なんて書けないって?
安心してほしい。ペンは100円で手に入る。
キャン★ドゥのディスクタイプタッチペン
あなたの家の近くにもきっとあるだろう。100円ショップのキャン★ドゥで売っているディスクタイプタッチペンだ。
これさえあれば絵が描ける。はずだ(実はまだ試してないのでちょっと不安)。
無料のお絵描きアプリ(ibisPaintX)立ち上げ、そっとペンを画面に近づけてみる。
描けた!!
凄くないだろうか? 無料のアプリと100円のペンだけで、液晶ペンタブレットのように絵が描けてしまった。
一時間お絵描きに挑戦!!
さて、描けるとわかったら、さっそくこのペン(とアプリibisPaintX)の実力を確かめてみよう。
絵描きの間では定番の一時間お絵描きに挑戦だ。
私は絵を描くのはおそらく5年ぶりくらいである。下手だからって見捨てないで最後まで見守ってほしい。
まずはオリジナルのキャラクターの線画を書いてみよう。サクサク描けるぞ。
ほう……触り始めたばかりだが、これは素晴らしいアプリだ。
直感的で分かりやすいインターフェースに、レイヤーや各種の豊富なペンなどの機能が揃っている。
これは本当に無料のアプリなのか? 私はSai、Comic Stduio Pro、CLIP STUDIO PAINT、と有料のお絵描きソフトを触ってきたが、それらと全く遜色ないように感じる。
しかも、新しい機能に触るたびに使い方を教えてくれる。これは嬉しい……が、あまりにヘルプが出る頻度が多すぎてちょっと鬱陶しく感じた。たぶん設定とかで消せるとは思う。
調子に乗って二人描いてしまった。後ろにいる子は前にいる子の妹である。
ここでちょっと辛いことに気付く。
手とか目とか……細かい所が描き辛い!!
これはアプリのせいではない。100円のタッチペンの問題だ。普通のペンと違って先っぽが太いゴムになっているせいで、細かい所が異常に書き辛い。
ここは高価なペンタブレットと違って妥協しないといけない点だ。下手な私が言うのもなんだが、うまく使うコツはペンの先っぽではなく画面全体を意識することだ。先っぽから意識を外すと、比較的思い通りに使えた。
線画の目処がついたので、色塗りをする。ここでもペンではなく画面全体を意識する。やはり、大雑把に塗る分にはこのペンは何の問題もない。
しかし、ここでアプリ(ibisPaintX)の欠点に気付いた。
ぐりぐりと塗ろうとすると、スポイト(色を吸い取る機能)が発生してしまう!!
この機能、便利なことは便利なのだが、塗ることに集中しているとしょっちゅう暴発して予期していない色を吸い取ってしまう。ここも設定で変えられるのだろうか……?
苦戦している間に時間切れとなってしまった。でも5年ぶりに描いた割に見れる絵になったと思う。次回はもっとペンとアプリを使いこなし、良い絵をお見せできるようにしたいと思う。お絵描きアプリのレビューなどもそのうちしたい。

今回の絵
ちなみに、今回お絵描きに使用したのはOppo Reno Aという格安スマホである。画面が広くて発色が良くて、とても描き心地が良かった。スマホを乗り換えようと思っている人は、ぜひ候補に入れて欲しい。