上りの速度劣化が止まらない。
楽天UN-LIMITが正式サービスを開始して2か月がたった。
当ブログではサービス開始当初からこのプランを使用し、日々通信速度を記録している。
1か月目は安さに似合わぬ高速な通信が出来て驚いた。果たして2か月目はどうか?
結論から言うと、遅延と下りの速度は先月からそれほど変わっていない。しかし、上りの速度が著しく遅くなるという結果になった。
2か月目のスピードテスト測定結果
まずは2か月目のスピードテストの測定結果からだ(先月の測定結果はこちら)。
最初に、簡単に測定項目の説明を載せておく。
遅延 | 通信を行って応答が返ってくるまでの時間。この数値は主にアクション系のゲームなどに影響する。数値が大きいほどゲームの反応が遅くなる。俗にいう"ラグい"という状態。 |
下り | ダウンロードの速度。ネットの利用は主にダウンロードとなるため、通信品質においてはこの項目が最も重要。 |
上り | アップロードの速度。ダウンロードに比べると使う機会が少ないので、重要度はそれほど高くない。 |
当ブログでは基本的に一日一回以上、東京都西側の楽天回線エリア内で測定を行っている。
それでは結果を見てみよう。
日付 | 遅延(ms) | 下り(Mbps) | 上り(Mbps) |
2020/05/09 11:16 | 64 | 47.00 | 30.00 |
2020/05/10 09:59 | 23 | 39.70 | 1.60 |
2020/05/11 08:17 | 31 | 103.80 | 55.20 |
2020/05/12 12:00 | 22 | 42.70 | 3.00 |
2020/05/13 07:48 | 82 | 91.40 | 48.60 |
2020/05/14 08:18 | 28 | 29.90 | 29.30 |
2020/05/15 08:16 | 30 | 88.60 | 55.00 |
2020/05/16 08:44 | 25 | 56.40 | 0.50 |
2020/05/17 08:39 | 39 | 45.40 | 0.70 |
2020/05/18 08:07 | 34 | 57.40 | 29.00 |
2020/05/18 17:55 | 42 | 86.90 | 55.20 |
2020/05/19 19:16 | 42 | 67.10 | 28.00 |
2020/05/20 08:13 | 39 | 12.40 | 0.50 |
2020/05/21 08:17 | 22 | 14.00 | 0.40 |
2020/05/22 08:07 | 22 | 24.90 | 0.90 |
2020/05/23 08:30 | 37 | 33.50 | 3.50 |
2020/05/23 12:41 | 57 | 21.50 | 0.50 |
2020/05/23 12:58 | 65 | 21.10 | 0.50 |
2020/05/24 09:53 | 37 | 50.70 | 0.80 |
2020/05/25 08:37 | 114 | 18.40 | 1.20 |
2020/05/26 08:31 | 39 | 38.60 | 4.20 |
2020/05/27 08:26 | 47 | 34.50 | 1.50 |
2020/05/28 08:31 | 24 | 26.00 | 0.30 |
2020/05/29 08:33 | 29 | 40.70 | 0.90 |
2020/05/30 22:00 | 36 | 33.20 | 0.60 |
2020/05/31 09:19 | 67 | 20.50 | 0.60 |
2020/06/01 08:34 | 40 | 33.10 | 1.20 |
2020/06/03 08:16 | 27 | 37.50 | 2.00 |
2020/06/04 08:20 | 37 | 28.00 | 0.50 |
2020/06/05 08:15 | 41 | 134.70 | 22.80 |
2020/06/06 08:33 | 32 | 43.90 | 1.00 |
2020/06/07 09:05 | 20 | 24.30 | 0.50 |
2020/06/07 15:01 | 39 | 9.60 | 3.60 |
2020/06/08 08:10 | 36 | 44.50 | 35.70 |
平均 | 40.26 | 44.17 | 12.34 |
遅延速度と下りの速度については良好
遅延速度と下りの速度については、先月に引き続き良好な結果となった。
まず遅延速度だが、平均40.26msとなっている。先月の数値は39.23msだ。ほとんど変わっていない。
これだけの数値があれば、大規模なオンラインゲーム(ドラクエ10やFF14など)であっても問題なくプレイすることができるだろう。
下りの速度についても問題ない。今月は平均44.17Mbpsとなった。先月は53.54Mbpsだった。
若干落ちているが、この程度であれば誤差の範囲内だろう。実際の使い心地においても、ほとんど違いを感じることはないはずだ。
そしてこの数値は、docomoやauなどの大手通信キャリアとほぼ遜色ない数値だと言える。月額2980円でこの速度が維持できているのは驚異的だ。
私は楽天UN-LIMITのほかに格安SIMのビッグローブと契約しているのだが、そちらとは比較にならないほど速かった。
上りの速度は目に見えて遅くなった
ここからは残念な報告だ。遅延速度、下りの速度と優秀な楽天UN-LIMITだったが、上りの速度は目に見えて遅くなった。
今月の上りの平均速度は12.34Mbps。先月の25.17Mbpsから半分ほどになってしまっている。
さらに気になるのが、1Mbpsを切るような極端に遅い日が半分以上を占めているということだ。
先月も少ないながらこういう日がいくつかあったのだが、今月は目に見えて遅い日が増えてしまっている。
上りの速度は下りの速度よりも優先度が低いとはいえ、この速度はあまりにも遅い。昨今はSNSやブログなどでファイルをアップロードする機会もそれなりにあるので、せめて5Mbpsは安定して出るように改善してほしいところだ。
楽天回線エリアは確実に広がっている
速度検証の結果は先月と比べて少し残念だった。
だが、今月は速度以外に楽天UN-LIMITに変化があったことに気付いた。
楽天回線エリアが広がっているのだ。
私が気づいたのは吉祥寺にいたときだ。
先月は吉祥寺は楽天回線エリアの範囲外で、パートナー回線に切り替わる場所だった。それが、吉祥寺であっても楽天回線エリアとして使えたのである。

広がった楽天回線エリア。吉祥寺も範囲内になっている
まだまだエリア自体は狭いが、広がっていることが確認できたのは僥倖だ。
今後も確実にエリアを延ばしていってほしい。日本全土にエリアが広がれば、ユーザーは確実に増えていくだろう。
思ったよりもユーザーが増えないので、さらに大胆なバラマキを始めた
楽天UN-LIMITは現在1年間の利用料が無料になるキャンペーン中だ。
おまけに事務手数料も楽天ポイントで全額還元され、そのうえ3000ポイントが増えるという大盤振る舞い中である。
楽天UN-LIMITに契約すると、お金が減るどころか増えるのだ。
それだけ楽天は新規ユーザーを欲しがっている。にもかかわらず、ユーザーの増加は芳しくないようだ。
当ブログでも何度もおすすめしているが、いまだに契約してくれた方はいない(がっくり)。
そこで楽天はさらに大胆なバラマキを始めた。
なんと、今なら契約と同時にRakuten Miniを1円で購入できるのだ。
Rakuten Miniは本来2万円の端末である。それが1円で買えるということは、2万円をばらまいているのに等しいことである。
この端末はコンパクトスマホの中ではかなり実用的で、もし小さいスマホをお探しなら、是非この機会に楽天UN-LIMITを契約することをおすすめする。今ならただ同然の価格でスマホが手に入る。
コンパクトスマホに興味がない方でも、楽天UN-LIMITは他の端末にも最大15000円のポイントを付与している。
特にGalaxy A7は17000円の端末に15000ポイントがついてくるので、実質2000円で手に入れることができる。
あなたもこの機会に、格安スマホのおまけだと思って楽天UN-LIMITを使ってみてはいかがだろうか。
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