スマホ雑記

楽天UN-LIMITを1か月使用! 見えてきた弱点と通信品質を解説!

2020年5月8日

楽天UN-LIMITが正式サービスを開始して1か月が経った。

このプランは容量無制限で月額2980円、おまけに1年は無料という非常にお得なプランだが、まだ本当に使えるのか怪しく思っている方も多いのではないだろうか。

私はサービス開始初日から使用し、毎日スピードテストなどを行って品質を確認してきた。その結果、このSIMの通信品質と弱点をある程度知ることが出来た。

この記事を読むことで、楽天UN-LIMITがdocomoなどのキャリアと比べてどうなのか、契約すべきかどうかがわかる。

1か月のスピードテスト測定結果

まずは1か月間のスピードテストの結果からだ。

当ブログでは、楽天UN-LIMITのサービス開始初日に、docomoや格安SIMといったサービスとの速度比較を行う記事を書いた。

【混雑時に100Mbps!?】楽天UN-LIMITの平日速度検証!

待ちに待った楽天のキャリアプランであるUN-LIMITが始まった。 私の元にも楽天のSIMが届き、ファーストインプレッションを記事にさせていただいた。 参考:【予想外の通信速度】楽天UN-LIMITの ...

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あれから私は毎日せっせと測定を続けていたわけだ。スピードテストアプリは頻繁に広告が出てくるので、意外とめんどくさかった。

測定は基本的に楽天回線エリア内、主に東京都西側で行っている。では、結果を見ていこう。

日付遅延(ms)下り(Mbps)上り(Mbps)
2020/04/08 20:492946.241.59
2020/04/09 08:1134107.3349.68
2020/04/09 12:083463.165.07
2020/04/09 18:275660.204.47
2020/04/10 08:083035.0028.04
2020/04/10 12:184894.8152.21
2020/04/10 18:4111190.490.27
2020/04/11 08:084147.651.42
2020/04/11 18:032330.8832.50
2020/04/12 08:189453.775.87
2020/04/13 18:183333.7216.65
2020/04/13 19:123110.330.00
2020/04/14 18:0243122.3455.29
2020/04/15 08:223735.3131.98
2020/04/16 08:1425182.2324.95
2020/04/17 14:10測定失敗--
2020/04/18 18:303340.8346.34
2020/04/19 15:114246.2449.24
2020/04/21 12:078832.6836.65
2020/04/22 18:342957.4142.98
2020/04/23 08:303443.3621.41
2020/04/25 13:472438.7024.30
2020/04/26 12:362541.603.10
2020/04/27 19:052539.8045.40
2020/04/28 08:063797.6056.20
2020/04/29 10:464173.7054.50
2020/04/30 08:054026.7013.20
2020/04/30 18:443347.2039.00
2020/05/01 08:074047.6027.00
2020/05/02 14:282936.103.10
2020/05/03 10:132521.602.50
2020/05/04 11:064121.807.50
2020/05/05 11:563489.8055.30
2020/05/06 12:138045.603.90
2020/05/07 07:52427.600.30
2020/05/08 09:123441.3014.20
平均(外れ値を除く)39.2353.5425.17

iPhone SEの開封に興奮して測定を忘れていた4月24日を除いて、必ず一日一回以上は測定を行っている。

表の一番下には外れ値を除いた平均も追記した。外れ値は4月10日と4月17日の値だ。この記録は楽天UN-LIMITの弱点に関わる部分なので、後で解説する。

解説を行う前に簡単に表の見方を説明する。

遅延通信を行って応答が返ってくるまでの時間。この数値は主にアクション系のゲームなどに影響する。数値が大きいほどゲームの反応が遅くなる。俗にいう"ラグい"という状態。
下りダウンロードの速度。ネットの利用は主にダウンロードとなるため、通信品質においてはこの項目が最も重要。
上りアップロードの速度。ダウンロードに比べると使う機会が少ないので、重要度はそれほど高くない。

オンラインゲームを問題なくできる遅延速度

さて、まずは遅延の数値からだ。普段はあまり意識することは無いかもしれないが、ゲームなどを良くする人にとってはとても重要な項目となる。

楽天UN-LIMITの1か月平均は39.23msとなった。この結果はなかなか優秀な数値だ。なぜかというと、このくらいの遅延であれば、かなり大規模なオンラインゲームでも問題なくプレイできるからだ。

私は日本で最も有名なゲームである「ドランゴンクエスト」のオンライン版のヘビーユーザーだった。総プレイ時間は8000時間を超えていた。

もちろんスマホの回線でプレイしたこともある。その時はSoftBankや格安SIMで接続していた。

それらの回線と比べて、楽天UN-LIMITは同等以上に遅延速度が少ない

この回線であれば、難なくオンラインゲームをプレイすることが出来るだろう。しかも、楽天UN-LIMITには容量制限がない※。時間を気にすることなく遊ぶことが出来るだろう。

※という触れ込みだが、実際は短時間に通信をしすぎると速度制限をかけられることがあるらしい。一日10ギガがボーダーラインと言われている。しかし、ゲームを遊んでいるくらいでこの容量に達することはまずないだろう

docomoなどのキャリアに劣らない下りの速度

次に下りの速度を見て行こう。

1か月間の平均は53.54Mbpsとなった。この数値もかなり優秀だ。

なぜかというと、docomoやauといった大手通信キャリアと全く変わりない数値だからである。

知っての通り、大手通信キャリアは価格は少々高めながら、それに見合う高品質な通信ができることがウリとなっている。

大手通信キャリアの半額以下となる楽天が同等以上の数値を出すのは驚異的だ。

もちろん、格安SIMとは比べるべくもないほど速い

今回の測定は基本的に混雑時間帯に行うようにしている。格安SIMは混雑に非常に弱く、お昼の12時台には1Mbps以下になることも頻繁にある。

楽天UN-LIMITは全くその様子がなかった

価格は格安SIMと同等ながら、速度は大手キャリア並み。すごいと言わざるを得ない。

上りの速度もそこそこ優秀

上りの速度については、平均値は25.17Mbpsとなった。

この数値は大手通信キャリアには少し劣り、格安SIMよりは上といった程度だ。

平均値自体は悪くないのだが、表をよく見ると10Mbps以下になる日がいくつかある。下りの速度よりも少し不安定に見える。

どうやら楽天UN-LIMITは上りの速度が若干苦手らしい。

とはいえ、基本的には問題ない速度が出ているし、ダウンロードに比べてアップロードは使用頻度が少ないため、それほど重要な項目ではない。

十分許容範囲内の性能だと私は思う。

一ヶ月使用してわかった弱点

楽天UN-LIMITが基本的に高品質であることはわかった。

では、弱点は無いのか?

そんなことはない。上記の測定結果に弱点はハッキリと表れている。

4月10日と4月17日の外れ値を元に、弱点を解説しよう。

弱点1.楽天UN-LIMITは地下に弱い

まずは4月10日の結果からわかることだ。

この日はいつもと少し違う場所で測定を行った。

それは、地下の奥まった場所にある飲食店だ。この時の実際の測定結果のスクリーンショットをご覧いただこう。

数値が非常に悪いということは一目でわかると思うが、注目してほしいのはそこではない。左上のアンテナマークだ。

二つアンテナが立っているのが分かると思う。測定に使用したOPPO Reno AはデュアルSIMが可能なため、楽天UN-LIMITの他にdocomo回線を挿しているのだ。

二つのアンテナは対照的な状態となっている。左のアンテナは線が4本すべて立っており、右のアンテナは1本しか立っていない。

もうお分かりだと思うが、左がdocomoで右が楽天である。同じ測定条件だが、楽天は全く電波を掴めていないのだ。

もちろんここは楽天回線エリア内だ。本来なら繋がらないとおかしい場所である。それでも全く繋がっていないのは、楽天の周波数帯域に理由がある。

基本的にdocomoをはじめとする大手キャリアは複数の周波数帯域を使用している。それはなぜかというと、電波は周波数によって得意な場所が異なるからだ。

電波は高周波なほど速度が速いが、遮蔽物に弱いという弱点がある。それに対し、低周波は速度はそれほど速くないが、遮蔽物に強い。

大手キャリアは高周波によって高速な通信を行い、低周波によって繋がりにくい場所をカバーしているのである。

それに対して楽天はどうか。楽天エリア内で使用しているのは高周波帯域であるバンド3のみである。つまり、高速ではあるが地下に弱いのだ。

これが地下の飲食店でdocomoのみが繋がり、楽天が繋がらなかった理由だ。

現在楽天はエリアを拡大しようと基地局を増設中だが、この問題は解決しないのではないか。なぜなら、基地局を増やしても周波数帯域が増えるわけではないからだ。

地下を利用することが多い方は、楽天UN-LIMITは向いていないかもしれない。

弱点2.パートナーエリアへの切り替えが弱い

次は4月17日の結果についてだ。

この日は計測そのものが出来なかった。これも弱点1と同様に、測定した場所に原因がある。

どこで測定したかというと、吉祥寺駅前だ。実は吉祥寺は楽天回線エリア範囲外なのである。

東京都なら全て楽天回線エリアだと思っていた方もいるのではないだろうか。残念ながら、東京都であっても23区外は範囲外だ。下記はRakuten Linkアプリで確認した現在のエリアだ。

ごらんの通り、下の方に「パートナー回線エリア」と出ている。吉祥寺は23区との境目にあるため、ちょうど回線が切り替わる場所という訳だ。

そして、楽天UN-LIMITはパートナー回線エリアとの切り替えが弱い。上記のスクリーンショットでも左上を見るとわかるが、楽天のアンテナが立っていない

パートナー回線に切り替わる場所だと、楽天にもパートナー回線にも繋がりにくい状態になってしまうのである。

この現象は現在は改善しているとのことだが、まだ私は確認できていない。

1か月使った所感

1か月たって思うのは、月額2980円でこれだけの品質を保てているのはかなり凄いということだ。

日中は非常に高速で遅延もほとんどない。日によって極端に遅いということも無かった。格安SIMとは雲泥の使い心地だ。

いくつか弱点も見つかったが、これについては解決策を考えている。現在もやっていることではあるが、デュアルSIMで格安のデータ通信SIMを用意し、楽天と併用することだ。

格安SIMならば月額300円程度からあるので、楽天と併用しても3300円程度で収まる。これでも大手キャリアよりだいぶ安い。普段は楽天を使い、繋がりにくい場所では格安SIMを使えば良い。

あるいは、地下の奥まった店は使えないと割り切ってしまうのもアリかもしれない。いくら地下に弱いとはいえ、繋がりにくい場所はそれほど多くない。

私が見つけたのは地下鉄構内の飲食店だけだ。地下鉄内では普通に使えた。

パートナー回線エリアの弱さについては、時間が解決すると思うしかない。基地局は常に拡大中である。楽天は設備が小さくて設置しやすいことも安価な理由の一つなのだ。

あとは、利用者の増加による速度低下が起こるかどうかといった所だ。今の所その様子は全くない。

今回の速度計測は続けていくので、低下の兆候があったときは記事にさせていただく。

今のところ、楽天UN-LIMITは値段は役安ながら、大手キャリア並みの品質で使える素晴らしい回線である。しかも、今なら1年無料で使え、契約解除の違約金もかからない

あなたも試しに楽天UN-LIMITを使ってみてはいかがだろうか。気に入らなければ解約すればいいだけである。スマホの通信料にお悩みの方は是非検討してみてほしい。



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  • この記事を書いた人
ただのん

ただのん(只乃俊明)

都内在住のシステムエンジニア。スマホはコスパと実用性重視。スマホ選びに悩むあたなのためにこのブログを開設しました。最も多く触れる日用品であるスマホ選びをお助けできればと願っています。

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