あなたはスマホを購入するとき、一緒に画面保護フィルムを購入しているだろうか?
スマホは基本的に高価なものだ。そして最もよく使うデバイスでもある。そんなスマホの画面に傷がついたら目も当てられない。
だから私は最初から保護フィルムが付属しているスマホでない限り、必ず購入するようにしている。
私のメインスマホであるOPPO Reno Aは保護フィルムが最初からついているのだが、とある理由からガラスフィルムを新たに購入した。
そのガラスフィルムはかなり安かったのだが、日本語やパッケージがとても怪しい物だった。今回はそのガラスフィルムのレポートと、最初から保護フィルムが付属しているOPPO Reno Aにおいて、わざわざガラスフィルムを購入する理由についてお伝えしよう。
「旭硝子」と書かれたガラスフィルム 599円
これが私が購入した製品だ。ガラスフィルムの中でも特に安く、評価も比較的高かったのでこれにした。
しかし、既にそこはかとない怪しさが漂っている。まず、パッケージにデカデカと「旭硝子」と書かれているが、その下には「Warmyee」という、なんと読むのかもよくわからない名前が書かれている。
Amazonに記載の情報を見ると、どうやら「Warmyee」がこの製品のブランドのようだ。じゃあこの「旭硝子」というのは何なのだろうか。
旭硝子といったら日本が誇る世界的ガラスメーカー、AGCのことだ。この製品はAGCが作ったガラスを使用しているのだろうか。
Amazonのどこをみてもそんなことは書かれていない。本当なら何をおいてもアピールしそうなものだが。
しかも、今確認したら私が見たはずの口コミが軒並み消えていた。あれはサクラだったのだろうか。一応サクラチェッカーで確認したのだが。
日本語のおかしな手順書
製品は注文した翌日にとどいた。やはりAmazonプライムはいい。
しかし、とどいた瞬間に嫌な予感が全身を駆けめぐった。それはなぜか? 何にも言わずに裏面の手順書を見てほしい。
「STEP2 貼りつけ位数が決まったら真ん中を押しつけると上場にフィルムが液晶画面に配着していきます」
「STEP3 裏面(接着面)のフィルムを剥がし、ガラスフィルムを本体に貼り何けます。
「STEP4 気泡が出来てしまった場合、クリーニングクロスを使用し、ガラスの中央から外側の方向に村さえると、気泡は消えていきます」
誤字が多過ぎである。
おまけに文章も何を言っているのかよくわからない。この手順をちゃんと理解できる者がいるのか?
何より一番気になるのは、STEP2とSTEP3が逆なことである。書いてある通りにやろうとすると、どうしてもその通りに出来ないので、おかしいと思った時に気付いた。
旭硝子の担当者がよっぽどタイピングに不慣れだったのだろうか。そんなわけがない。
多分これは海外の木っ端メーカーが日本の企業を装って出品しているのだ。どうりで安いわけだ。私はとんでもないパチモンを掴まされたようだ。
でも品質は別に悪くなかった
買ったのはパチモンだったが、せっかく届いたものを使わないのはもったいない。一応つけてみることにした。
思ったよりうまく貼れたと思う。ガムテープを使って入念に埃をとったのが良かった。
そしてどうだろう、このツヤ。画面の滑らかさ。実はこれはガラスフィルムを貼って1週間経った姿である。目立った傷は一つもないのがわかるだろう。
パチモンは意外に使えた。値段も安いし、これで良かったのではないだろうか。
一つだけ不満をいっておくと、最初から付属していたフィルムより、横幅がちょっと狭い。そのせいで画面ギリギリの部分がフィルムの淵とかぶっている。端っこの部分がちょっとだけ見辛くなってしまった。
なぜガラスフィルムを購入したのか?
冒頭にお伝えした通り、OPPO Reno Aには最初から画面保護フィルムが付属している。
では、なぜわざわざ別途保護フィルムを購入したのか。それも、普通のフィルムと比べて高価なガラスフィルムを、だ。それには3つの理由がある。
理由1.夏は普通のフィルムでは画面が見えづらい
これが一番大きな理由だ。今はまだ5月だが、日差しも徐々に強くなり、夏日も増えている。
そして日差しが強い中では、普通のフィルムは画面が著しく見えづらいのである。なぜかというと、普通のフィルムは画面に油が付着しやすいためだ。
あなたも太陽が照っている間、スマホの画面が見えづらいと感じたことは無いだろうか。それは太陽の強い光に画面の発光が負けていることが一因ではあるが、もう一つは画面に付着している油が原因である。
油は太陽の光を受けると白く光る。それにより画面が曇り、強い光と相まって全く画面が見えなくなるのだ。
つまり、強い日差しの中であっても、画面に油が付着していなければある程度視認性を上げることが出来るのである。
そのためにガラスフィルムを使用するのだ。ガラスフィルムは通常のフィルムと違い、表面に汚れが付着しづらい。
あなたも普通のフィルムを貼っているなら、一度ガラスフィルムを使ってみてほしい。特にこれからの季節、画面の視認性はガラッと変わるはずだ。
理由2.汚れを拭きとりやすい
これも画面の視認性に関係した理由である。
前述した通り、画面に汚れが付着していると、画面の視認性はガクッと落ちる。特にこれからの季節は日差しが強くなるため、影響は大きいはずだ。
ガラスフィルムであれば、汚れが付着したとしても、軽くふくだけで簡単に綺麗にすることが出来る。
OPPO Reno Aに付属しているフィルムだと、ティッシュなどを使ってかなり丁寧に拭かないと汚れは落ちない。ガラスフィルムなら、衣服で軽くこするだけでいい。
これは思っている以上に利便性が上がるので、保護フィルムの汚れに困っている人は、是非ガラスフィルムに変えてみてほしい。
理由3.付属のフィルムは簡単に傷がつく
OPPO Reno Aには最初からフィルムが付属しているが、無料だけあって品質が悪い。
乱暴に扱っているわけでもないのに、いつの間にか消えない傷がついていることがしばしばあるのだ。
最初からついてるからこれでいいや、と思っていると、あっという間に傷だらけになる。あなたの保護フィルムも傷だらけになっていないか?
そんなときこそガラスフィルムの出番だ。硬度が全然違うので、ちょっとくらい乱暴に扱っても全然傷がつかない。
以上がガラスフィルムを使用する理由だ。保護フィルムを検討中の方は、是非参考にしてほしい。
ガラスフィルムに変えたら気を付けること
OPPO Reno Aを付属のフィルムからガラスフィルムに変えたとき、一点だけ気を付けることがある。
それは指紋を登録しなおすことだ。なぜかというと、そのままだと認証精度が明らかに落ちるからである。
ガラスフィルムは通常のフィルムよりもかなり厚くなっている。その影響で登録した指紋と微妙に異なる指紋だと判定されやすくなっているのだ。これはしばらく使った私が感じたことだから間違いない。
この問題を解消するには、指紋をもう一度登録しなおせばいい。劇的に認証制度は改善する。
OPPO Reno A(もしくはその他のスマホ)のフィルムを変えたときは気を付けてほしい。