ハイエンド性能にして格安価格のiPhone SE。そのコスパの高さから、手に入れた方も多いのではないだろうか。
そしてスマホを買うと欲しくなってくるのが、本体を保護するケースやフィルムといったアクセサリだ。
iPhone SEはアクセサリが同梱されてはいないが、最も人気のあるスマホなので選択肢は無限にある。
選び放題だ……と言いたいところだが、待ってほしい。iPhone SEのアクセサリには落とし穴が多くある。
本記事ではiPhone SEのアクセサリを購入する際の注意点、それとおすすめのアクセサリを紹介しよう。
iPhone SEのアクセサリを購入する際の注意点
アクセサリを購入する際に最も気を付けなければいけないのは、「どの世代向けのアクセサリであるか」という点である。
ご存知の方も多いと思うが、iPhone SEは同名の商品が2016年に発売されている。つまり現在発売されているのは第2世代なのだ。
それをしっかり認識しておかないと、「iPhone SE向け」の商品であるはずなのに、本体と形が合わない物を買ってしまうということが起こる。
分かりやすく例を示すために、Amazonで「iPhone SE ケース」で検索してみた。この中に一つだけ「第1世代iPhone SE向け」の商品があるのだが、わかるだろうか。
ほとんどの商品が「第2世代」と書かれている中、一つだけ記載のない商品があるので分かりやすかっただろう。そう、真ん中のSpigenの商品が第1世代向けの製品である。
「こんなの間違えっこないよ。iPhone SEが2世代あるなんて常識だし、しっかり製品名を見れば大丈夫」
そうお思いだろうか? 確かにAmazonはわかりやすいが、実際にはアクセサリは店頭で確かめてから買う場合の方が多いはずだ。
そして売り場に行くと、「iPhone SE(第2世代)」とは書いてないのである。
私もiPhone SEを購入した1ユーザーであるため、ここ数日アクセサリを色々な売り場を歩き回って見た。するとほとんどの売り場では「iPhone SE」と書かれているコーナーは第1世代の物だったのである。
もう少し時間が経てば売り場の整備も進むのかもしれないが、今の所はまだまだといった印象だ。
じゃあ、実際の売り場のiPhone SE(第2世代)向けの商品はどこにあるのか? 実はiPhone 8の棚にあったりするのである。
周知の事実であるが、iPhone SEの本体はiPhone 8を流用している。つまりサイズが全く同じなのである。そのため、iPhone SEにはiPhone 8のアクセサリがそのまま使える。
だが、ここにも落とし穴がある。
iPhone 8には本体サイズを大きめに変更したiPhone 8 Plusがある。当然サイズが違うので、iPhone 8 PlusのアクセサリはiPhone SEには使えない。
そしてややこしいことに、iPhone 8 PlusのアクセサリはiPhone 8の売り場にあるのである。
気を付けないと、iPhone 8向けの製品を買ったつもりが、iPhone 8 Plusの製品を買ってしまったなんてこともあり得る。
以上がiPhone SEのアクセサリを買う時に気を付けるポイントだ。結構簡単だっただろか? では、それを踏まえておすすめのアクセサリを紹介しよう。
おすすめのアクセサリ
iPhoneの魅力はなんといっても膨大な数のアクセサリだ。
普通の格安スマホだと、大型家電量販店に行かないとアクセサリその物が売っていない上に、片手の指で数えるほどの種類しか無いことが多い。
それに対し、iPhone SEは格安であっても選択肢が無限にある。
そこで私がおすすめするのは……百円ショップのアクセサリだ。
「えー? ここまで来て百円ショップの商品かよ……しょぼ……」
そう思った方、いやいや、待ってほしい。iPhoneの百円ショップのアクセサリは馬鹿にできない。
あなたも知っての通りiPhoneは日本一売れるスマホなので、顧客が無数にいる。アクセサリもバカ売れである。
そのため、大量生産によるコストダウンが出来るのである。iPhoneのアクセサリは高品質と低価格を両立できるのだ。
なにより、iPhone SEは格安スマホだ。あなたもそのコスパに惹かれて買ったのではないだろうか。それなら、アクセサリもコスパの高い物の方がいい。
そして最もコスパの高いアクセサリが、百円ショップの物となるわけである。
さて、前置きが長くなったが、実際に私が買ってきた商品を紹介しよう。
iPhone 8用ラバーコーティングケース:200円
まずは本体を保護するケースだ。
こちらはダイソーで200円の商品だ。百円ショップで200円というと、かなりリッチな感じがしないだろうか? 実際に触ってみた感じも、200円とは思えないくらいしっかりしている。
そして例にもれず、ダイソーもiPhone SEと書かれていた棚は第1世代の物だった。こちらはiPhone 8用の物だ。本体の大きさと形が全く同じなので、iPhone SEでも使えるはずだ。
装着後の姿。ケースはピッタリだった。
iPhone SEは本体の高級感がとても高いが、ツルツルしていて滑り落としそうになる。ケースを買うのはとてもおすすめだ。
iPhone 8用全画面フルカバーガラス:100円
カバーを買ったら、次は保護ガラスだ。こちらもダイソーで購入した。
ガラスはケースと違って100円だった。家電量販店では大抵1000円以上するため、この価格は非常にありがたい。
保護ガラスにはクリーニングシートも同梱されている。100円とは思えない素晴らしいサービスだ。
これで本体を拭いて、後は貼りつければ完了……と。
本体とサイズが合わない。なぜだ。
……ってこれiPhone 8 Plus用じゃねーか!! 騙された!!
お分かりいただけただろうか。気を付けていてもこうなるのである。
これはネタではない。真面目に間違えて買ってきてしまった。
なんということだ。スマホ専門のブログを書いていて、その上注意喚起の記事を書こうとしている者が間違えるなんて……(恥)
まあ、しかし失敗したとはいえ100円である。こういう時のためにも、百円ショップで買うことをおすすめする。