圧倒的なコストパフォーマンスで破竹の快進撃を続ける中華スマホ。当ブログでも取り上げる回数が多い。
だが、中華スマホをおすすめすると決まって返ってくる質問がある。
「中華スマホってGoogleが使えなくなったりしないの?」
あなたもご存知のように、中国メーカーは米国に制裁を受けるケースがある。過去にはZTE、現在はHuaweiが禁輸措置を受け、Googleとの取引が停止している。
中華スマホと聞いて身構えるのは無理もないと言える。
だが、安心してほしい。現在Googleが使えない端末を除き、中華スマホがGoogleを使えなくなるということは無い。
仮にOPPOやXiaomiが制裁を受けたとしても、現在使っているスマホは問題なくGoogleが使えるままだと言っておこう。
Googleは取引停止前のスマホに対してサービスを続ける
GoogleがHuaweiとの取引停止を発表した際、世界中で議論が紛糾した。
曰く、現在持っているHuawei端末はGoogleが使えなくなるのか。Androidのセキュリティアップデートはされなくなるのか。
Huaweiは世界第2位のスマホメーカーだ。Googleが使えなくなった時、その影響は計り知れない。
そんな声に対して、Googleが公式に回答を行ったのだ。下記がそのツイートだ。
For Huawei users' questions regarding our steps to comply w/ the recent US government actions: We assure you while we are complying with all US gov't requirements, services like Google Play & security from Google Play Protect will keep functioning on your existing Huawei device.
— Android (@Android) May 20, 2019
英語だが、簡単に言うと「既存のHuawei端末ではGoogle PlayとGoogle Play Protect等は使えるようにしますよ」とのことだ。
Googleは公式に現在の端末がそのまま使えることを回答したのである。
実際にGoogleは使えている
そしてGoogleの回答通り、取引が停止された後もHuaweiの端末でGoogleアプリは使えるようになっている。
具体的に言うと、去年の年末に発売されたHuawei nova 5Tまでの端末がGoogleアプリが使えるようになっている。それ以前の端末もそのままだ。

Googleが使えるnova 5T。コスパも高いので、普通にお勧めの端末である
Huaweiの端末でGoogleが使えなくなっているのは、日本ではMate 30 Pro 5Gからである。また、今後発売されるP40 LiteもGoogleアプリが使えないことになっている。

Googleアプリが使えないMate 30 Pro
Huaweiのスマホであっても、これまでのユーザーは問題なくアプリを使用でき、新しく購入する場合であっても取引停止後のスマホを選ばなければ問題ないのである。
現在Googleが使えている端末は問題ない
Huawei以外の端末であっても同じである。
現在Googleが使えている端末であれば、今後もGoogleが使えなくなるということは無い。
例えば現在はOPPOが日本に本格的に進出を始めているが、OPPOは米国からの制裁を全く受けていないため、Googleが使えない端末は存在しない。

日本で大ヒットしているOPPO Reno A
今後日本へと進出を始めると見られているXiaomiに関しても同様だ。
また、これらのメーカーが米国に制裁を受けたとしても、現在使っているスマホのGoogleアプリが使えなくなることはないだろう。
GoogleはHuaweiの既存のスマホに関してはサービスを続けると宣言している。もしHuawei以外のメーカーが米国に制裁を受けたとしても、Huaweiと違う措置をとるとは考えにくい。取引先に対しての平等さに欠ける行為だからだ。
クリーンな企業であるGoogleはそのようなことはしないだろう。
今発売されている端末は安心して購入できる
以上の事から、今Googleが使えているスマホは安心して購入できると言える。
仮に購入した端末のメーカーが制裁を受けたとしても、慌てることは無い。その端末はそのまま使える。
そしてスマホを乗り換える際は、制裁を受けたメーカー以外のスマホを選べばいい。
ちなみ、HuaweiはGoogleアプリが使えない端末については、ハッキリと製品説明に明記しており、顧客に対する注意喚起をしっかりと行っている。

Huaweiの公式ストアに記載されている注意事項。チェックしないと先に進めない
購入する際に注意事項をちゃんと読めば、これらの端末は回避できる。
OPPOやXiaomiもいまや世界的なスマホメーカーだ。仮に自社製品がGoogleが使えなくなったとしても、説明責任を確実に果たすだろう。
本記事を読んで、あなたの中華スマホに対する不安を払拭できれば幸いである。