ついに日本の三大通信キャリアであるdocomo、au、SoftBankの2020年春夏5G対応スマホが出そろった。
当ブログでは現時点で判明している情報を元に、価格やスペックが一目でわかる一覧表を作成した。
春から始まる新生活のスマホ乗り換えの参考にしていただきたい。
※なお、楽天は5Gのスタートが6月以降になる予定なので、まだ5Gスマホについては発表されていない
2020年春夏5G対応スマホ一覧表
製品 | docomo | au | SoftBank | 主なスペック |
Galaxy S20 | 102960円 | 117480円 | - | ・Snapdragon 865 ・8GB ・4000mAh |
Galaxy S20+ | 114840円 | 133280円 | - | ・Snapdragon 865 ・12GB ・4500mAh |
Galaxy S20+ Olympic Games Edtion | 未定 | - | - | ・Snapdragon 865 ・12GB ・4500mAh |
AQUOS R5G | 111672円 | 129145円 | 129600円 | ・Snapdragon 865 ・12GB ・3730mAh |
Xperia 1 II | 123552円 | 133600円 | - | ・Snapdragon 865 ・8GB ・4000mAh |
LG V60 ThinQ | 118008円 | - | 未定 | ・Snapdragon 865 ・8GB ・5000mAh |
arrows 5G | 未定 | - | - | ・Snapdragon 865 ・8GB ・4070mAh |
OPPO Find X2 Pro | - | 未定(約7万円?) | - | ・Snapdragon 865 ・12GB ・4260mAh |
OPPO Reno3 5G | - | - | 未定 | ・Snapdragon 765 ・8GB ・4025mAh |
ZTE Axon 10 Pro 5G | - | - | 89280円 | ・Snapdragon 865 ・6GB ・4000mAh |
ZTE a1 | - | 未定(約5万円?) | - | ・Snapdragon 765 ・6GB ・4000mAh |
Mi 10 Lite 5G | - | 未定(約3万5千円?) | - | 未定 |
思った以上に各社のラインナップには差が出たと思う。
ざっと注目個所を説明しよう。まず、5G対応スマホは基本的にハイエンド端末となり、さらに5Gに対応することで1万円以上上乗せされていると思った方がいい。そのため、XperiaやAQUOS、Galaxyといった端末は去年のフラッグシップよりも若干高くなっている。
それらのおなじみの端末であっても、キャリアによって価格は大きく異なる。AQUOS R5Gがどのキャリアでも出るので分かりやすいが、docomoが1万円以上安くなっている。Xperia 1 II、Galaxyといった端末もdocomoが1万円以上安い。これらの端末が欲しい人は、docomoで検討すると良いだろう。
そして、少し値段が高くなるauとSoftBankは、おそらくそれらを目玉としていない。
まずauだが、現在値段が発表されていない機種が三つある。OPPO Find X2 Pro、ZTE a1、Mi 10 Lite 5Gがそれだ。この三機種は値段が10万円以下と、他社のスマホよりもはるかに安くなることが予想されている。
かといって、性能が低いわけでもない。OPPO Find X2 Proは一覧表にある中でトップクラスの性能を持っているし、ZTE a1、Mi 10 Lite 5Gについても現行のあらゆるミドルレンジ端末より性能が上である。
もちろん、今後発売を予想されているミドルレンジ端末であるXperia 10 IIよりも遥かに性能は上だ。
間違いなくauの目玉商品はこれだ。予想よりも値段が高くなる可能性は勿論あるが、スマホ乗り換えを考えている人は注目しておいた方がいい。
そしてSoftBank。まずZTE Axon 10 Pro 5G。これは現在価格が発表されている5G対応スマホの中で最も安価である。それでいて、性能も他社に劣っていない。現在分かっている中では最もコスパの高い端末だ。
さらに注目はOPPO Reno3 5Gだ。ミドルレンジの5G対応端末となり、おそらくSoftBankの5G対応スマホの中では最も安価となる。もちろん性能は現行のあらゆるミドルレンジ端末より上だ。Xperia 10 IIよりも高性能なのは言うまでもない。
以上の事から、現在価格が発表されていないスマホこそ春夏の注目端末となる。これらの端末の価格が判明するまで、スマホ乗り換えは控えた方がいいかもしれない。
中華スマホが大攻勢をかけてきている
表を見ていただければわかると思うが、基本的に性能はほぼ全て横並びとなっている。
わずかにメモリやバッテリーの差はあるが、どれも不満を覚えるような差ではないので、どれを買ってもストレスなく使えるはずだ。
だが、現在価格が発表されていない中華スマホの値段が発表すれば、コストパフォーマンスで大きな差を付けられる可能性が高い。
いよいよ日本のスマホが危うくなってきた。元々日本のスマホは高価であり、その上性能は中華スマホに一歩劣っていた。
だが、これまでは中華スマホは基本的にSIMフリー端末のみの販売であったため、一般には中々浸透していなかったのだ。
それがついに、通信キャリア大手3社が本格的に採用を始めた。これを機に、急速に中華スマホが日本市場に浸透していくと予想できる。
日本のスマホメーカー危うし、だ。果たしてこのレッドオーシャンを、日本のメーカーは生き残れるのだろうか。