つい先日、Motororaの最新スマホ、moto g8 plusが発表された。このブログでも早速発表レビューを投稿させていただいた。
そして今日ご紹介するのはこのスマホの三世代前のスマホとなる、Moto G5 Plusだ。
このスマホを購入する時、私は絶体絶命の状況にあった。今すぐスマホを買い替えなければ、大切なデータが全て失われる状態だったのである。詳しい経緯は「有機ELに起こった悲劇!! 寿命を迎えたスマホはどうなる!?」という記事を読んでほしい。
そして私は碌にスマホを選ぶ時間もないまま、この端末を手にした。それが大きな過ちであることにも気付かずに……
一見普通の端末だった
私がこのスマホを選んだのは深い理由があったからではない。とにかく使えればOK。まあ、カタログスペックでそこそこの性能があれば良しと判断した。そしてこの端末の当時の評価がこれである。
項目 | 詳細 | 評価 |
発売日 | 2017/7/6 | - |
値段(コスパ) | 約39000円 | ★★★ 当時としては標準的なミドルクラスのコスパ |
CPU(処理性能) | Snapdragon 625 | ★★★☆☆ 可もなく不可もなく。ザ・普通。 |
メモリ | 4GB | ★★★☆☆ 当時としては普通 |
バッテリー(電池) | 3000mAh | ★★★☆☆ 当時としては普通 |
写真などの保存容量 | 32GB | ★★★☆☆ 当時としては普通 |
画面の綺麗さ | 液晶 | ★★★☆☆ 当時としては普通 |
解像度 | 1920*1080 | ★★★☆☆ 当時としては普通 |
防塵防水 | なし | ☆☆☆☆☆ motorolaの端末は基本的に防水対応していない |
カメラ(画素数) | 外:1200万 内:500万 | ★★☆☆☆ 当時のミドルクラスのカメラは悲惨だった |
オプション | ・指紋認証 | ★☆☆☆☆ コンパスがない!! |
★合計 | 50点満点中 | 24点 |
ザ・普通の端末というのが私の印象だった。
だがそれが良いのだ。特別秀でたところなど必要ない。動いてくれることが一番重要なのだ。arrows M02のように自らの熱で故障するような端末でなければ……
そして家に帰って動作を一通り確認。想像した通り、実に普通の端末だった。
思いのほか良かったのが、指紋認証のセンサー。反応がいい上に、指をいくつでも登録できる。しかも、現在最新のAndroid10に搭載されているような、スワイプアップジェスチャにも対応しているというのが、想像以上に便利な端末だった。
この端末は当たりかもしれない。適当に手に取った端末だっただけに、棚から牡丹餅のような気持ちだった。
そしてこの端末の重大な欠点に気付いた
幸せな時間は長くは続かなかった。
それは、私が待ち合わせの場所に行こうと、Googleマップを開いた時だった。

本来なら表示されるはずの方向が表示されていない。
「自分が向いている方向が表示されない……」
私は途方に暮れた。ハッキリ言って自分は方向音痴だ。どっちを向いているか分からなければ、まともに目的地に向かうことが出来ない。
そう、この端末にはMapを使用したときに方向を表示させるための機能、「電子コンパス」が付属していなかったのである。
スマホにそんなものがついていることをご存知な方はどれだけいるだろうか? 今のスマホはついているのが当たり前だから意識することは多分ない。私もこの端末を使って初めて存在に気付いたくらいだ。
とにかくそれから私は移動するときに大変な苦労をすることになった。方向音痴だった私はGoogleマップにかなり依存していたため、どこへ行くのも一筋縄ではいかなくなった。
一応しばらく歩いているとGoogleマップによる予測機能で方向が表示されるが、それまでは見当違いの方向に歩いていることがしばしばあった。仕方なく来た道をトボトボと戻るのだ。
もう一つの地味な欠陥
そしてしばらくして私はまた落胆することになる。
またしても欠陥を見つけてしまった。しかもこれは地味でしばらく使ってみないと分からない欠陥の上、かなり不便な問題だった。
「フリック入力で0が異常に入力しづらい……」
フリック入力で"0"を入力するためには、中央下段のボタンを下にスライドする必要がある。この端末は下のボタンをスライドさせようとすると指紋認証センサーが干渉し、"0"を打とうとすると別の文字が暴発することがしばしばあった。
これはハードウェア設計のミスとしか言いようがない。なんで発売する前にテストをもっとしてくれなかったんだ……
moto g8 plusは上記の問題は解決してるよ!
さて、2つの重大な欠陥があるmoto g5 plusだったが、結局2年も使用してしまった。その間故障することも無かったから、自らのの熱で燃え尽きたarrows M02よりも遥かに優等生だったといえよう。
さて、ここまで読んでいただいたあなたは、「果たして新しく発売されるmoto g8 plusは大丈夫なのだろうか……?」と心配されているかもしれない。
安心してほしい。私はしっかり確認した。moto g8 plusに電子コンパスが搭載されていることを。
フリック入力の方も大丈夫だ。ほとんど全面が画面となっているため、指紋認証センサーが文字入力に干渉することも無い。もう上記の私のような苦労をする必要は無いのだ。
別の罠が仕込まれている可能性もあるが……。
まあ、そこらへんは実機を触って気づいた点があればレビューさせていただく。どうかmoto g8 plusが期待通りの端末でありますように。もちろん良い意味で。
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