Xperia 5の後継機種がリークされた。
その名もXperia 5 II(エクスペリアファイブマークツー)!!
名前の付け方何とかならなかったのか!! ファイナルファンタジー10-IIか……
いや、止めておこう。このツッコミはXperia 1 IIとXperia 10 IIの時にやりつくした。
慣れというのは恐ろしいもので、私はもうすっかりこのネーミングにも疑念を抱かなくなってしまった。
名前のことはさておき、中身の話をしよう。Xperia 5 IIは前身であるXperia 5のコンセプトを受け継ぎ、コンパクトな5G端末になるようだ。
噂ではXperi 5よりもさらに小さくになるという。これが事実なら、5G端末としては現状唯一と言って良い携帯性の高い端末となる。
果たしてXperia 5 IIは大型化する一方の市場に風穴を開けることができるだろうか。
スペックと評価
下記はリーク元に掲載されていた情報からまとめたスペックと評価である。
リーク元:Sony Xperia 5 II een compacte high-end 5G smartphone | LetsGoDigital
項目 | 詳細 | 評価 |
発売日 | 2020年 | - |
値段(コスパ) | ? | ☆☆☆☆☆ SoCが高価なので、おそらくコスパは厳しい |
SoC(処理性能) | Snapdragon 865 antutu 56万点 | ★★★★★ 現状最高の性能。iPhone 11より上 |
メモリ | 8GB | ★★★★☆ 大容量 |
バッテリー(電池) | 不明 | ☆☆☆☆☆ 本体がコンパクトなため、バッテリー容量はそこそこ? |
写真などの保存容量 | 256GB | ★★★★☆ 大容量。microSDカードはいらないだろう |
画面の綺麗さ | 不明 | ☆☆☆☆☆ 最近のXperiaに共通の21:9の画面 |
携帯性 | 5.6~5.8インチ? | ★★★★☆ Xperia 5よりさらにコンパクトとの噂。Xperia 5は片手でも持ちやすい |
防塵防水 | 不明 | ☆☆☆☆☆ 下位モデルであるXperia 10 IIが防塵防水に対応しているので、おそらく対応してくるだろう |
カメラ(画素数) | 外:トリプルカメラ 内:パンチホール | ☆☆☆☆☆ XperiaシリーズでおなじみのZEISSレンズ搭載。カメラの構成は不明 |
オプション | 不明 | ☆☆☆☆☆ イヤホンジャック搭載? |
★合計 | 50点満点中 | 17点↑ |
処理性能は最高だが、おそらくコスパは厳しい
リークによるとXperia 5 IIはSnapdragon 865を搭載しているようである。これは処理性能が現状最高であることを意味する。
どれくらい高性能かというと、2019年度最高性能であるiPhone 11 Pro Maxよりも上である。
ただし、そのせいで価格はかなり高価になってしまうだろう。下記は現在発表されているSnapdragon 865を搭載した端末の価格になるが、軒並み10万円を超えている。
製品 | docomo | au | SoftBank |
Galaxy S20 | 102960円 | 117480円 | - |
Galaxy S20+ | 114840円 | 133280円 | - |
AQUOS R5G | 111672円 | 129145円 | 129600円 |
Xperia 1 II | 123552円 | 133600円 | - |
LG V60 ThinQ | 118008円 | - | 139680円 |
ZTE Axon 10 Pro 5G | - | - | 89280円 |
Xperia 5 IIも同様にかなり高価な端末となってしまうのはほぼ間違いない。
唯一と言って良いコンパクトな端末
ただし、Xperiaには他の端末にはない大きな特徴があり、それが端末を選ぶ際の大きなアドバンテージになっている。
それは21:9の縦長の画面だ。このサイズを採用しているのは、Xperiaの他にはLGのVELVETくらいしかない。
縦長の画面となることで一度にたくさんの物を画面に表示できるメリットがあるほか、横に長い映画を画面いっぱいに楽しめるという利点がある。この画面サイズが気に入ってXperiaを選ぶ方は多いはずだ。
さらに、Xperia 5 IIは5G端末の中ではほとんど唯一無二といっていい特徴がある。それは片手でも操作しやすいコンパクトな本体サイズだ。
前身のXperia 5は大型のXperia 1をそのまま小さくしたようなサイズとなっており、片手でも非常に操作しやすかった。

コンパクトなXperia 5
日本人は元々手が小さいので、このような需要は多くあり、Xperia 1よりもXperia 5の方が人気があったほどだ。
Xperia 5 IIもそのコンセプトを受け継いでおり、片手でも操作しやすい大きさになっている。いや、噂ではXperia 5よりもさらにコンパクトになるようだ。
その特徴がXperia 5 IIを一際個性的な端末としている。この画面比率に片手でも持ちやすいサイズ感。他の端末を押しのけてこの端末を買う価値は間違いなくある。
大型化する一方の市場に風穴を開けられるか
あなたも良くご存知だと思うが、今や市場は大型化したスマホであふれている。
家電量販店に置かれているスマホの8割は6インチ以上の大型スマホのはずだ。あのiPhoneですら現在は大型化して、片手で操作するのは難しい端末となっている。
たまに小さな端末はリリースされるが、格安スマホだったりPalm Phoneのようなイロモノだったりする。ハイエンドスマホに小さなスマホなど皆無だ。
5G対応端末はその傾向がさらに強くなっており、下記のように5インチ台のスマホは一つも出ていない。
製品 | 画面サイズ |
Galaxy S20 | 6.2インチ |
Galaxy S20+ | 6.7インチ |
AQUOS R5G | 6.5インチ |
Xperia 1 II | 6.5インチ |
LG V60 ThinQ | 6.8インチ |
ZTE Axon 10 Pro 5G | 6.4インチ |
arrows 5G | 6.7インチ |
OPPO Find X2 Pro | 6.7インチ |
OPPO Reno3 5G | 6.55インチ |
ZTE a1 | 6.5インチ |
Mi 10 Lite 5G | 6.57インチ |
Xperia 5 IIがいかに異質で挑戦的なスマホかよくわかると思う。私はこういう方向性を打ち出すのは嫌いではない。
個人的な好みで言えば小さいスマホよりも大きいスマホの方がいいのだが、Xperia 5 IIは実に応援したくなるスマホだ。
果たして大型化する一方のスマホ市場に風穴を開けられるか。今後の展開が楽しみだ。