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TCL 10L発表! 前身のTCL Plexよりコスパが悪くなっている

2020年4月22日

2019年末、2万円台にしてミドルクラス最高性能のスマホをリリースしたTCLが、その後継機種ともいえるシリーズを発表した。

発表されたのは「TCL 10L」、「TCL 10 Pro」、「TCL 10 5G」の三機種だ。今回はTCL Plexと価格帯が同じで、性能も近い「TCL 10L」について紹介する。

カタログスペックを見た私の感想はこうだ。

「カメラやバッテリーは多少強化されているが、性能や保存容量はむしろ劣る。TCL Plexよりもコスパが悪くなっていないか?

スペックと評価

2020年度のスマホの評価基準をもとに作成

項目詳細評価
発売日2020年-
値段(コスパ)199ポンド(26000円)★★★☆☆
Plexよりコスパが悪くなってないか?
SoC(処理性能)Snapdragon 665
antutu 14万~17万点
★☆☆☆☆
Plexより性能が大分落ちた
メモリ6GB★★★☆☆
標準的な容量。値段を考えると多い
バッテリー(電池)4000mAh★★★★☆
大容量
写真などの保存容量64GB/128GB
MicroSD対応
★★☆☆☆
普通
画面の綺麗さ・液晶
・2340*1080
★★★☆☆
TCLはテレビメーカーなので綺麗だとは思うが、スペックは普通
携帯性・75.6*162.2*8.4mm
・180g
★★★☆☆
標準的な重さ
防塵防水なし☆☆☆☆☆
Plexと同じ
カメラ(画素数)広角:4800万
超広角:800万
マクロ:200万
深度:200万
内:1600万
★★★☆☆
Plexよりレンズが1つ増えている。
オプション・背面指紋認証
・顔認証
☆☆☆☆☆
Plexと同じように、保護フィルム、ケースは同梱してほしい
★合計50点満点中22点↑

処理性能はTCL Plexより低い

前身となるTCL Plexは、2万円台らしからぬ高性能が話題となった端末だった。

そして後継であるTCL 10Lは、TCL Plexより性能が下がっている

スマホの性能を決めるのはSoCという部品である。TCL Plexには、ミドルクラスで発売当時ほぼ最高性能となるSnapdragon 675が搭載されていた。

SoC:スマホの処理性能を決める部品。CPUやGPUを一つのチップに纏めて搭載している。System on a Chipの略。

TCL Plexのベンチマークスコア(antutu)は約21万点。同時期に発売され、価格がより高いOPPO Reno Aよりも高性能である。

しかし、TCL 10Lに搭載されたSnapdragon 665はTCL Plexよりもグレードが下がり、ベンチマークスコアも約14万~17万まで下がる。このスコアはXperia 10 II、moto g8 plusと同等である。

TCL Plexは価格に似合わぬ高性能が魅力的な端末だったが、後継のTCL 10Lはその個性を失ってしまうこととなった。

その他の性能もTCL Plexとほぼ変わらない

後継のスマホには基本的にスペックアップを期待するのが普通だろうが、TCL 10Lはほとんど性能が変わっていない

まずアプリの同時期同数などに影響するメモリは6GBと、TCL Plexから据え置かれている。

バッテリーは3820mAhから4000mAhへと、若干の増量となった。

写真などの保存容量は最低64GBからなので、TCL Plexの128GBからは半減してしまっている。

防塵防水が無い点、背面指紋認証と顔認証の有無についてはTCL Plexと同様だ。

カメラについては3眼構成だったのが、4眼構成へと増えている。ただし、マクロ撮影やポートレート撮影はTCL Plexのときから出来たので、4眼になることによってどう変わったのかはよくわからない。

専用のカメラを付けることによってより正確な描写や、オートフォーカスが強化されるといったところだろうか。

性能が据え置きでは、他社と比較すると厳しい

正直言って、TCL 10Lの発表は少々がっかりする内容だった。

TCL Plexがあまりにもコスパのいい端末だったため、期待が大きすぎたのだろうか。いや、原因はおそらく、TCLそのものの発表よりも、外部環境の変化にある。

スマホのコスパは日々劇的に進化しており、もはやTCL Plex程度のスマホでは決してコスパが良い方とは言えない。

つい先日もレビューしたXiaomi Redmi Note 9Sは、TCL Plexよりかなり高性能にも関わらず、値段はさらに安い。

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もちろんTCL 10Lとは比べるべくもない。TCL 10LはTCL Plexよりも高性能になるどころか、性能が下がっているからだ。これでは期待外れと思われても仕方がない。

それでもXperiaやAQUOSと比べれば圧倒的にコスパが高いが、TCLは日本では無名のメーカーだ。日本で売るためには圧倒的なコスパの端末をリリースするなど、ある程度のインパクトのある発表が必要になるだろう。

少なくとも現在のTCL 10Lのスペックだと、厳しいと言わざるを得ない。一応日本でのリリースも価格も未定のため、ある程度様子を見る必要はあるだろう。

ただし、先程Xiaomiのスマホと比べてコスパが厳しいと述べたが、Xiaomi Redmi Note 9Sには技適を取得していないという大きな欠点がある。

TCL Plexは技適を取得してから家電量販店でも売り出していたので、TCL 10Lもその点は期待できるだろう。安心して日本で使えるという点も加味すれば、TCL 10Lもそこそこコスパの良い端末だと補足しておく。

同時に発表された「TCL 10 Pro」、「TCL 10 5G」についても、後日レビューを投稿させていただく。今回紹介したTCL 10Lはいまいちだったが、TCL 10 5Gについては中々コスパが良いと思っている。是非レビューを待っていてほしい。

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ただのん

ただのん(只乃俊明)

都内在住のシステムエンジニア。スマホはコスパと実用性重視。スマホ選びに悩むあたなのためにこのブログを開設しました。最も多く触れる日用品であるスマホ選びをお助けできればと願っています。

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