2020年4月より、いよいよ日本でも次世代通信規格である5Gが始まる。それに合わせて、スマホメーカーも続々と5G対応のスマホを発表しているところだ。
だが、5Gは単純に喜ぶべきことばかりではない。5G対応のスマホは値段が高いのだ。
SamsungのGalaxy S20は110000万円(海外)、シャープのAQUOS R5Gは129600円、ソニーのXperia 1 IIは144000円(海外)。
どれもこれも10万円以上するスマホばかりだ。これじゃいくら5Gが優れているからと言って、おいそれと手を出すことは出来ない。
そんな中、庶民の救世主となるかもしれないスマホが発表された。その名も、「Oppo Reno3 5G」。このスマホはまだ値段が判明していないが、海外での販売実績から、最もコスパの高い5G端末となると私は見ている。
スペックと評価
項目 | 詳細 | 評価 |
発売日 | 2020年7月下旬以降 | - |
値段(コスパ) | 不明 (海外では約6万円) | ☆☆☆☆☆ 最もコスパが高い5G端末になるか? |
SoC(処理性能) | Snapdragon 765G | ★★★★☆ ハイエンドに一歩劣るが、十分高性能 |
メモリ | 8GB | ★★★★☆ 高級スマホと遜色なし |
バッテリー(電池) | 4025mAh | ★★★★☆ 大容量!画面が有機ELなのも相まって、バッテリー持ちは良いと予想 |
写真などの保存容量 | 128GB | ★★★★☆ そこそこ大容量 |
画面の綺麗さ | 有機EL 90Hz | ★★★★★ Oppoの製品の画面は滅茶苦茶綺麗 |
解像度 | 1080*2400 | ★★★☆☆ 普通 |
防塵防水 | ない | ☆☆☆☆☆ 非常に残念…… |
カメラ(画素数) | 外:4800万 広角:1300万 望遠:800万 モノクロ:200万 内:3200万 | ★★★★☆ 高機能なカメラ。Oppoのスマホは自撮りが綺麗なのが特徴 |
オプション | ・指紋認証 ・顔認証 ・おサイフケータイ ・5G | ★★★★☆ 日本向けにおサイフケータイが追加された。Oppoは同梱品にも期待できる |
★合計 | 50点満点中 | 32点↑ |
中国で2019年12月に発売された端末の日本版
実はこの端末は既に中国で発売(Oppo Reno3 Pro)されており、Oppo Reno3 5Gはその日本版となる。そのため、値段の予想がある程度可能となっている。
中国での値段は3999元。日本円に換算すると約6万円だ。
もし6万円でこの端末が発売されるとしたら、他社の5G端末と比べて圧倒的に安い。5G端末の値段に尻込みしてしまう人でも、これくらいなら手を出しやすいだろう。
ただし、日本版はおサイフケータイが追加、日本向けのバンド対応がなされるなど、多少仕様が変更されている。どれくらい値段に影響が出るのか気になるところだ。
5G対応を除いてもコスパが高い
この端末が5G端末として安いことは分かったが、実はそれを除いても非常にコスパの高い端末となっている。
まず単純に処理性能が高い。Snapdragon 765Gはミドルクラスで最高の処理性能のチップとなっており、同価格帯で最も性能の高いスマホとなる。流石に最高級のAQUOS R5GやXperia 1 IIには勝てないが、それらとは値段が倍以上差がある。コスパは圧倒的にOppo Reno3 5Gの方が上だ。
その他、メモリ、バッテリー、保存容量……あらゆる部分がハイエンド端末と同等だ。流石昨年圧倒的なコストパフォーマンスのOppo Reno Aをリリースした会社だ。ほとんど隙のない構成と言って良い。
唯一、防塵防水に対応していないのが残念な所だ。だが、これは普段使いには影響しないので、妥協できる点だと思う。
有機ELによる美麗な画面
この端末は画面に有機ELを採用しており、抜群に発色がいい。
有機ELと液晶は何が違うかと言うと、発光の仕方が違う。液晶は色のついたパネルに後ろから光を当てているため、黒色が光ってしまうのに対し、有機ELは画素そのものが発光しているため、黒黒が本当に黒い。暗い映像を見比べると違いがはっきりと判る。
その上、この端末は前面のほぼすべてがディスプレイとなっており、非常に高い画面占有率となっている。
リフレッシュレートも90Hz(一秒間に画面を書き換える回数)となっており、滑らかな描画が可能になっている。この価格帯で有機ELで90Hzなのはすごいとしか言いようがない。
Oppoの端末は品質がいい
Oppoという会社は日本ではまだ馴染みが薄いが、実は世界で第4位のスマホメーカーである。ソニーやシャープよりも圧倒的にシェアが上なのだ。
スマホの品質も高く、私が使っているOppo Reno Aは未だに全く不具合が発生していない。非常に優秀な端末だ。
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馴染みの薄い会社のスマホを買うのは勇気がいるかもしれないが、Oppoに関しては安心して買って良い。自信をもってお勧めできるスマホメーカーである。
果たしてこの端末はいくらになるのか。出来れば6万円以内であってほしいと願うのはわがままだろうか。そうなったらOppoのスマホは一気に日本に普及するだろう。Oppo Reno3 5Gの発売が楽しみだ。
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