スマホレビュー 2020年発売 スマホニュース

Huawei P40 Lite発表レビュー!恐ろしいスペックだが、Googleが使えないという決定的な弱点がある

2020年3月2日

2020年3月2日の今日、スペインで恐ろしいスマホがリリースされた。あなたもアメリカとのいざこざで散々ニュースを耳にしただろう。あのHuaweiの最新端末、「Huawei P40 lite」だ

この端末はカタログスペック通りなら、近日発表されたばかりのXperia10 IImoto g8 plusが裸足で逃げ出すような性能となっている。もちろん、昨年あれだけ騒がれたOppo Reno ATCL Plexよりも遥かに上だ。しかもそのうえ、値段は3万円台という超コスパ端末なのだ。

まったくもって末恐ろしい。こんな端末を出されたら、日本のメーカーはおろか、アメリカのGoogleですら危うい。

「このまま世界はHuaweiに飲み込まれてしまうのか……」

と危惧したのは私だけではなくアメリカも一緒だった。この端末は凄まじいコストパフォーマンスを誇りながら、アメリカの制裁によりGoogleアプリが使えないという決定的な弱点がある。この弱点があまりにも厳しく、たとえ日本で出たとしても覇権を獲るようなことはないだろう。

スペックと評価

項目詳細評価
発売日スペインで2020/3/2
日本では未定
-
値段(コスパ)299ユーロ
(約36000円)
★★★★★
こ、この性能でこの値段……!?
CPU(処理性能)Kirin 810★★★★☆
TCL Plexより圧倒的に上。ハイエンドに迫る勢い(勝てはしないが)
メモリ8GB★★★★☆
ハイエンドに全く劣らない
バッテリー(電池)4200mAh★★★★☆
大容量。AQUOS Sense3を超えてきた
写真などの保存容量128GB★★★★☆
そこそこの容量
画面の綺麗さIPS液晶★★★☆☆
発色は有機ELに劣る
解像度2310*1080★★★☆☆
普通
防塵防水ない?☆☆☆☆☆
残念
カメラ(画素数)外:4800万
広角:800万
マクロ:200万
深度:200万
内:1600万
★★★★☆
中々高機能。撮像素子の大きさも1/2.0と悪くない
オプション・顔認証
・指紋認証
・40W急速充電対応
★★★★☆
欧州では予約するとワイヤレスイヤホンが付いてくるとのこと
★合計50点満点中35点

ハイエンドに迫る処理性能を誇りながら、3万円台というコストパフォーマンス

この端末の処理性能がどれくらい凄いかと言うと、antutuというアプリのスコアを比較すると分かりやすい。このアプリはスマホの性能を数値化してくれるアプリだ。

この端末のantutuスコアは、なんと約28万点

数値だけ出されても良くわからないと思うので、比較対象を出そう。最近発表されたXperia 10 IIとmoto g8 plusは、約14万点。発表時期が同じで値段もほぼ同じなのに、ダブルスコアで差を付けられているのである。ちなみに、今一番売れているAQUOS Sense3はたったの約10万点しかない

Xperia 10 IIとmoto g8 plusだと相手にならなかっただろうか? それでは、昨年出た最もコストパフォーマンスの高いスマホであるOppo Reno AとTCL Plexと比較しよう。Oppo Reno Aは約20万点で、TCL Plexは約21万点だ。この二者が相手でも7万点近い差があるのである。

では次に比較するのは何か? これ以上となると、もうハイエンド端末しかないのである。例えばAQUOS zero2やXperia 5といった日本の人気機種。これらは約40万点だ。大分差があると思うだろうか? だが、これらは約10万円もする高級スマホなのだ。3万円の端末が約28万点となると、コストパフォーマンスでどれほどの差になるのか……?

ちなみに、現在最高性能と目されているiPhone11は約50万点である。流石にAppleは格が違った(それでも8万円するのだが)。

カメラは手堅い。ミドルクラスながら中々のカタログスペック

3万円台の端末ながら、カメラもゴージャスだ。外側に標準、広角、マクロ、深度と高機能をそろえてきた

では、肝心の画質はどうなのか? このブログでは散々「画質を決めるのは画素数じゃない」と言っている。果たしてこの端末は? カタログスペックから読み取った結論はこうだ。

「値段の割に、かなりやるかもしれない」

具体的に解説しよう。まず画質を大きく左右する撮像素子だが、1/2.0と値段の割にかなり大きなものを使っている。基本的に大きいほど性能が良いと理解してほしい。画素数が4800万と、ちと多いのが不安だが、ひとまず期待したい。

ちなみに、最近発表されたXperia 1 IIの撮像素子の大きさは1/1.7だ。流石にハイエンド端末には及ばないが、コスパを考えると悪くない数値と言って良い。

暗所撮影の能力に直結するレンズの明るさも中々だ。F値1.8はXperia 1 IIの1.7に迫る数値だ。

カメラに関しては、かなり期待していいかもしれない。

メモリ、バッテリー、保存容量と隙が無い

メモリは8GB、バッテリーは4200mAh、保存容量は128GB……こんなものは、もはやハイエンド端末のスペックである。というか数値だけならバッテリーはXperia 1 IIより多い。

こんなスペックで攻められたら、日本の端末は裸足で逃げ出すしかない。基本的な性能では全く相手にならない。

防塵防水やおサイフケータイが無いなど、わずかに付け入る隙があるが、日本でリリースするときに補強してくる可能性もある。そうなってはこの端末に勝てるスマホなど存在しない

弱点が決定的すぎて結局勝てない

だが、現実にはそう簡単に勝負は決まらない。この端末には日本で勝つことが出来ない決定的な弱点がある。

それは「Googleアプリが使えない」ということだ

あなたもご存じの通り、現在Huaweiはアメリカに制裁を受けており、この端末はモロに影響を受けている。

P40 liteはGmailも、Googleマップも、Google Playストアも使えないのだ

これでは日本で展開するのにあまりにも厳しすぎる。スマホを乗り換えようにも、これまで使っていたアプリが使えないのだから、選択肢に入りようがない

もちろんアプリが何にも入れられないのではスマホとして成り立たないので、Huaweiは独自にサービスを始めた。それが「Huawei mobile services」である。

要はGoogle Playストアに当たる仕組みを、自分たちで作ってしまったという訳だ。これで日常的なアプリについては問題なく代替手段が用意されることだろう。

だが、果たしてゲームアプリなどを作っている会社がこのHuawei mobile servicesにどれだけ乗ってきてくれるだろうか……? 私はHuawei製品がよっぽど普及しない限り厳しいと見ている。

私としては、今やっているファイアーエムブレムヒーローズや刀剣乱舞が使えないのでは、残念ながら購入対象に入れることはないだろう。

Huawei以外の中国メーカーは依然として脅威的

HuaweiはGoogleアプリが使えないという弱点が決定的過ぎて、大して普及しないだろうが、他の中国のメーカーは違う

OppoやXiaomiやTCLといった企業は、昨年はHuawei以上の高コスパ端末を出していた。おそらく今年もものすごい端末を出してくるだろう。それでいて、Googleアプリは何の問題も無く使えてしまうのだ。

こんなに恐ろしいことはない。3万円台でハイエンドに迫る端末を続々リリースされてしまったら、今度こそ中国の端末に覇権が渡ってしまうだろう

日本のメーカーのネームバリューでは歯が立たないレベルまで中国の端末はスペックアップしてきている。日本において唯一相手が出来るのは、AppleのiPhoneくらいだろう。

  • この記事を書いた人
ただのん

ただのん(只乃俊明)

都内在住のシステムエンジニア。スマホはコスパと実用性重視。スマホ選びに悩むあたなのためにこのブログを開設しました。最も多く触れる日用品であるスマホ選びをお助けできればと願っています。

-スマホレビュー, 2020年発売, スマホニュース
-, , , , , , ,

Copyright© 超スマホ批評 , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.