スマホ雑記

スマホでPCレベルのゲームが出来る。そう、GeForce NOWならね。

PCやゲーム機といったハードを用意しなくても、ハイエンドのゲームが出来る時代が来た。

あなたはゲームは好きだろうか。私は好きだ。

私は物心ついた頃からゲーム機が家にあったので、かれこれ数十年はゲームで遊んでいることになる。

ファミコンやメガドライブといったレトロなゲーム機から、今ではSwicthやSteamで最新のゲームを楽しんでいる。

ゲームは楽しい。しかし、最新のゲームを楽しむためには、常にある問題が付きまとうのだ。

それは、ゲームが稼働するハードウェアを用意しなければならないということだ。つまり、マリオを遊ぶためにはSwitchが必要だし、FF7リメイクを遊ぶためにはPS4が必要、ということである。

ゲーム機はそれなりに高い。その上、場所をとる。そういった事情もあり、本格的なゲーム機はすっかりナードな文化になってしまったと思う。今ではスマホで簡単にそれなりのゲームが遊べてしまうからだ。

そう、それなりのゲームだ。スマホではハードウェア的な限度があり、最新の技術もりもりの3Dゲームを遊ぶことはできない。いずれはスマホでも現在のPS4レベルのゲームが出来るようになるかもしれないが、そのころにはハードウェアありきのゲームは更なる高みに上っているだろう

つまり、今のままではスマホで最新最高峰のゲームを遊ぶことはできないのである。

しかし、スマホ専門のブログを書いている私としては、是非この壁を打ち破ってもらいたいと思っている。私としても、ゲーム機なしに手軽に最高のゲームが遊べれば、それが最良なのだ。

かつての任天堂社長の山内博氏もこう仰っている。

「ゲーム機はソフトをプレイするために仕方なく買うもの」

これはこれまでのゲームの常識だった。

しかし、時代はついに変化を迎える。今やゲーム機を用意せずとも、最新のゲームがプレイできる環境が現れたのだ。

スマホでPCレベルの最新最高のゲームが出来る。そう、GeForce NOWならね

GeForce NOWとは何か?

GeForce NOWとは、アメリカのGPU開発企業であるNVIDIAが開発した、新たなゲームプラットフォームである。

NVIDIAのことを簡単に説明すると、グラフィックスに関しては世界で最高峰の企業だ。ゲーミングPCの大半にはNVIDIAの製品が載っているし、任天堂のSwitchにも載っている。あなたのPCにもNVIDIAの製品が入っているかもしれない。

そしてつい先日、NVIDIAは時価総額でintelを上回った。CMでおなじみの「intel入ってる?」の企業よりも上になったのである。現在intelは少々落ち目ではあるが、すごいことなのは間違いない。

NVIDIAの時価総額がIntelを上回る

NVIDIAについてはこれくらいにしておこう。

さて、GeForce NOWの話だ。冒頭でも話した通り、GeForce NOWはスマホで最新の3Dグラフィックスバリバリのゲームが遊べるプラットフォームである。

いや、実はスマホに限らず、PCでも遊べる。その際、特に性能のいいPCを用意する必要はない。ネットに繋がれさえすれば、どんなPCでも最高峰のPCと同じようにゲームが遊べるのだ。

どうしてそのようなことができるかというと、重たいゲームの処理をすべてクラウドでやってしまうからだ。簡単に言うと、ネットワークのどこかにある最強のマシンが、ゲームの処理をすべてやってしまい、結果だけをあなたのスマホやPCに送ってくれるのである。

あなたの手元にあるデバイスは結果を受け取るだけなので、性能は必要ないというワケだ。

実はこの方式を採用したプラットフォームは、GeForce NOW以前から存在していた。Googleの「STADIA」が有名だが、日本ではまだサービスを開始していない。

私が最も記憶に残っているのは、スクウェア・エニックスが開発した「ドラゴンクエスト10」の3DS版である。実はこのゲームは、GeForce NOWと同じように、クラウドで処理した結果を3DSに返すという方式をとっていたのだ。

ドラゴンクエスト10は元々家庭用ゲーム機用に開発されたゲームである。3DSで動かすには処理が重く、そのままでは動作に無理があった。そこで、クラウドで処理するという方式を採用したわけだ。まだSTADIAすら存在していない2014年に、スクウェア・エニックスはすごいことをやっていたと思う。

しかし、そのドラゴンクエスト10も、3DSというゲーム機を用意する必要があった。まだまだハードウェアに依存した実装だったわけである。

それに対して、最新のGeForce NOWは、ゲーム機を用意する必要がない。iPhoneでも、Androidでも、PCでも。あなたの手元にあるデバイスで、最新の様々なゲームをプレイすることができるのだ

GeForce NOWの起動

かなり前置きが長くなってしまった。それだけ私がゲームに対してこだわりがあると理解してほしい。

ここからは実際にGeForce NOWを動かして解説したいと思う。動作はPCでもスマホでも可能だが、当ブログはスマホ専門のため、スマホに特化して解説させていただく。

利用にあたっては、まずは登録が必要だ。下記のページに飛び、新規会員登録を行う。今なら1か月は無料で利用可能だ。お金をかけたくない場合の解約方法も後述するので、安心してほしい。

GeForce NOW Powered by SoftBank「場所やデバイスは関係ない ゲームプレイに自由を。」

 

登録が完了したら、GeForce NOWを動かしたい端末にアプリをインストールする。前述のとおりゲームの処理はクラウドで行うので、性能は必要ない。私は3万円台のミドルレンジスマホであるOPPO Reno Aにインストールした。

 

起動すると、さっそく多数のゲームソフトが目に入る。タイトルとしてはフォートナイトやDestiny 2など、海外製の物が多いと感じる。だが、デモンエクスマキナやシュタインズ・ゲートなど、日本製の物もちゃんとある。

 

ここで一つしっかりと認識しておいてほしいことがある。それは、GeForce NOWの契約と、ゲームソフトの所有権は別であるということだ。

どういうことか簡単に説明すると、GeForce NOWの契約とは別に、ゲームソフトそのものを購入する必要があるということである。例えば、下記の画像のDestiny 2は、GeForce NOWとは別に、Steamでゲームソフトを購入する必要がある。

 

GeForce NOWはスマホやPCなどでゲームが動作する環境を提供しているだけで、ゲームソフトの提供を行っているわけではない、ということだ。

これまでスマホや家庭用ゲーム機でしかゲームをしてこなかった人には、いきなりハードルが高いかもしれない。

だが、逆にPC(Steam)でゲームをプレイしたことがある人にとっては、購入済みのゲームがそのまま遊べるので、スムーズに移行できるだろう。ちなみに、セーブデータなどもクラウドで共有できる

 

私はSteamで購入済みの「GUILTY GEAR Xrd REV 2」を遊んでみることにした。「GUILTY GEAR Xrd REV 2」は日本製の格闘ゲームで、アニメのようなキャラクターが3Dで戦うのが特徴のゲームである。

日本の変態的な技術がこれでもかとつぎ込まれたゲームだ。処理が重すぎてとてもスマホで動くようなゲームではない。GeForce NOWの実力を確かめるのにふさわしいゲームだ。

ちなみに、「ゲームパッドが必要です」と画面に表示されているが、別になくても遊べる。GeForce NOWには仮想的なゲームパッドが用意されているからだ。

起動すると、Steamへのログインを促される。Steamと連携することで、ゲームソフトの所有権が確認されるのだろう。

複雑なパスワードの入力に、仮想キーボードを使わされるのはかなりご無体な処置と言っていい。間違えたらストレスでキーボードクラッシャーに変貌してしまいそうだ。仮想キーボードなので、クラッシュするのはスマホになるだろうが。

「キエエエエエエェェェェェェェェェェェッッッッ!!!!!!!!!」

「GUILTY GEAR Xrd REV 2」を遊んでみる

多少ヒビが入った画面の上に、「GUILTY GEAR Xrd REV 2」のスタート画面が表示された。

この画面はPCに表示されたものではなく、格安スマホであるOPPO Reno Aに表示されたものである。PS4クラスのゲームが、格安スマホ上で動いているのだ。

このままでは操作ができないので、画面上に仮想ゲームパッドを表示させた。PUBG Mobileなどで画面に表示されるようなボタン類だ。これで、ゲームパッドを接続せずとも、スマホだけでゲームが可能になる。複雑な操作が必要な格闘ゲームなので、難易度は跳ね上がるだろうが

手軽に遊べるバーサスモードをやってみる。敵のレベルは無謀にも「MANIAC」だ。ボコボコにされたら、またしてもキーボードクラッシャーに変貌してしまうかもしれない。

ランダムで敵を選んだら、出てきたのは寄りにもよって動きが速いミリアだった。お手玉にされる未来しか見えない。

対戦が始まると、キャラクターの登場モーションが始まる。画像だけだとわかりにくいと思うが、表示されているのはハイクオリティな3Dのキャラクターで、めちゃくちゃ動きまわる。

画像はとてもきれいで、とてもクラウドからリアルタイムで送られてきた映像とは思えない。パソコンで遊んでいる時と全く見劣りしていないと言っていい。動画で見せられないのが残念だ。

予想通りボコボコにされる。

ち、違うんじゃ……これはスクリーンショットを撮っていて、操作が間に合っていないんじゃ……

「キエエエエエエェェェェェェェェェェェッッッッ!!!!!!!!!」

「やろう、ぶっ殺してやる!!」

悔しいので再戦する。操作の遅延は感じないが、やはり操作が難しい。必殺技がなかなか出せないので、足払いなどの小手先の技でダメージを蓄積する。

勝利! 勝利モーションもパソコンと同等レベルに綺麗だった。

さて、PS4レベルのゲームが、格安スマホで遊べることが分かったわけだが、もう一つ試したいことがある。

それは、格安SIMの回線で遊べるのか? ということだ。

GeForce NOWは、「いつでも、どこでも」を謳い文句にしている。つまり、外で遊ぶことも想定されているのだ。スマホをゲーム機にするのだから、当然の発想と言える。

ちなみに、先ほどのプレイは家の光回線を使っている。映像にも操作にも問題がないのは、ある意味当然だ。

果たして、品質の低い格安SIMで、GeForce NOWは遊べるのか? ビッグローブSIMで試してみた。

対戦相手はベノム。すでに格安SIMの回線に切り替え、外で遊んでいるのだが、今のところ全く光回線と差異を感じない。すごい。

相変わらずボコボコにされているが、それはゲームパッドの問題であって、ゲームそのものには全く問題を感じない。普通に入力した通りに技が出るし、普通にカウンターでボコボコにされる。映像は若干解像度が下がったように見える時がある。だが、基本的には上記のスクリーンショットのように綺麗なままだ。

負けた。だが、プレイ自体は成功と言っていい。格安スマホで、格安SIMで、PS4レベルのゲームがちゃんと遊べた

非常に可能性を感じるゲーム体験だった。

ゲームが増え、5Gが普及すれば、さらに良い物になる

さて、一通り楽しんだところで、総括に入りたい。

まず、ゲーム体験自体はすでに実用レベルであると感じた。映像のクオリティは高いし、操作遅延もほとんど感じなかった。

もちろん、上級者レベルのシビアな戦いであれば、遅延がはっきりと認識されると思う。だが、少なくとも一人プレイのアクションゲームなどであれば、問題ないレベルだと私は感じた。

その遅延に関しても、将来的に5Gが普及し、さらに高速・低遅延な通信が広がれば、家庭用と遜色ないレベルに近づいていくだろう。

ただし、仮想ゲームパッドによるゲームプレイには多少問題を感じた。格闘ゲームをストレスなくプレイするのは、正直言って無理だ。

起動前にゲームパッドを用意することを促されるが、「いつでも、どこでも」を謡うのならば、それがなくとも快適にプレイできるようにしてもらいたいものだ。もしかすると、ここでスマホメーカーが躍起になって開発している2画面スマホが活躍するのかもしれない

また、仮想ゲームパッドであっても、RPGやシミュレーションゲームであれば、快適にプレイできるのではないかと思う。今のラインナップは複雑な操作を要求されるものばかりで、スマホでのプレイを想定しているものはほとんどないと言っていい。

私はもっとRPGを充実させた方が良いと思う。ファイナルファンタジー7リメイクなどを持ってくることが出来れば、現在はPS4でしか遊べないため、キラーソフトとなりえる。とにかく、タイトルはどんどん増やしていってほしいところだ。

正直言うと、現在のラインナップでは、GeForce NOWを月額1980円払って使い続けるのはあまりお勧めできない。そもそもスマホでのプレイに向いてないのがほとんどだし、Steamで安価に遊べるゲームばかりで、わざわざGeForce NOWというプラットフォームを選ぶ理由がないからだ。

だが、ゲームソフトというのはどんどん進歩しており、ハードウェアの要求スペックも上がり続けている。最新のゲームを遊ぶために手持ちの環境をスペックアップしていくのは、今よりもさらにナードな文化になっていくだろう。

現在でも、例えば最新のVRゲームを遊ぶためには、最新のCPU、GPU、大容量のメモリに加え、VRゴーグルまで用意しなければならない。これらをすべてそろえるためには、相当気合を入れる必要がある。これらがGeForce NOWのように、契約するだけで手に入るのなら、非常にありがたいことだ。

企業のインフラがクラウドになり、自動車はサブスクリプションにより所有者が減っていく。ゲームも同じように、「ハードを所有しない」方向性に進んでいく、と私は考えている。

アプリストアを見る限り、GeForce NOWの評価はあまり良くないようだ。だが、今回のプレイで私は非常に将来性を感じた。1ユーザーとして、これからも期待させていただく。まずは、楽しめるゲームラインナップの拡充が急務だ。NVIDIAとSoftBankには、これからも頑張ってほしい。

お金を払わない設定(自動更新のオフ)

最後に、GeForce NOWを試しに使ってみたい人のために、契約を更新しない設定を案内しよう。デフォルトではONになっているので、そのままだと無料期間が過ぎた後に課金されてしまう

まずはGeForce NOWのマイページにログインする。上記のような画面が表示されるはずだ。

下にある「次回自動更新日」の右の変更ボタンを押下する。

「手続きを進める」を押下する。

更新解除理由を記入し、「自動更新をキャンセルする」を押下する。多分理由は入れなくても先にすすめる。

これで完了だ。ちなみに、再開したければ、同じ画面からすぐに再開できる。

あなたに快適なゲームライフのあらんことを。

  • この記事を書いた人
ただのん

ただのん(只乃俊明)

都内在住のシステムエンジニア。スマホはコスパと実用性重視。スマホ選びに悩むあたなのためにこのブログを開設しました。最も多く触れる日用品であるスマホ選びをお助けできればと願っています。

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