スマホを乗り換える時に、余計なアプリが入っているのが嫌な人は多いだろう。私もその口だ。
それに加えてこの端末は大容量のバッテリーに、なんとモバイルバッテリーにもなる機能がついている。それがこの「ASUS Zenfone Max M2」だ。
スペックと評価
項目 | 詳細 | 評価 |
発売日 | 2019/3/15 | - |
値段(コスパ) | 約22000円 | ★★★☆☆ そこそこのコスパ。 |
CPU(処理性能) | Snapdragon 632 | ★★☆☆☆ 性能は低め。ゲームは少し厳しい |
メモリ | 4GB | ★★★☆☆ 必要十分 |
バッテリー(電池) | 4000mAh | ★★★★☆ 大容量! 高級スマホでもこの容量はなかなかない |
写真などの保存容量 | 32GB・64GB | ★★★☆☆ 32と64から選べる。64なら★三つ |
画面の綺麗さ | 液晶 | ★★★☆☆ 普通の液晶 |
解像度 | 1520x720 | ★★☆☆☆ 解像度が低い……フルHDの映像は見れない |
防塵防水 | なし | ☆☆☆☆☆ ない。残念。 |
カメラ(画素) | 外:1300万 内:800万 | ★★★☆☆ 深度カメラが付いていて、ポートレート撮影ができる |
オプション | ・指紋認証 ・顔認証 ・イヤホン ・アダプタ | ★★★☆☆ 保護フィルムが欲しかった。ケースもついていない。 |
★合計 | 50点満点中 | 27点 |
処理性能
処理性能は少々低めだ。ただし、価格帯を考えると悪くはない。最近人気のAQUOS sense3より少し低いくらいだ。ほとんど変わらないと言って良い。
普段使いは問題ないが、ゲームは厳しいだろう。3Dゲームは諦めた方がいい。
ほとんど素のAndroid
この端末には余計なアプリがほとんど入っていない。素のAndroid(スマホに入っている一番基本的なソフト)だ。
私も買った時からいらないアプリが入っているのが嫌で一々消したりすることがあるが、この端末はその必要がない。こういう端末は意外と少ないのだ。
必要なアプリは自分で好きなものを入れればいい。自由にカスタマイズできる魅力がこの端末にはある。
大容量のバッテリーの上に……?
この端末は4000mAhもバッテリーが入っている。大抵のスマホが3000mAh台ということを考えると、この端末はワンランク上だ。
その上なんと、この端末には他の端末に対して充電できるという機能を持っている。つまりモバイルバッテリーにもなるのだ。
この端末は使わなくなっても無駄になることはない。そこそこのモバイルバッテリーとしても機能するのだから。
ポートレート撮影ができるカメラ
値段にしては綺麗に撮れるカメラが付いている。その上、外側には深度カメラもついており、ポートレート撮影(背景をぼかす撮影)が出来る。簡単にプロっぽい写真が撮れるので、ぜひ試してみてほしい。
残念な点
解像度がとても低い。本体がそこそこ大きいので、余計に画素の粗さが目立ってしまうだろう。
処理性能が低いせいもあり、顔認証は遅め。その上背面に指紋認証があるので、テーブルに置いたままだと指認証が使えない。高性能な端末を使っていた人がこの端末に乗り換えると、かなりストレスを感じるだろう。
地味にマイナスなのが、充電端子がmicroUSBということだ。最近の端末はほとんどUSB type Cである。どういう違いがあるかと言うと、type Cの方が耐久性が上、充電速度が速いなどのメリットがある。なにより、せっかくモバイルバッテリーを買ったのに、充電端子が合わなくて使えない! なんてこともあるかもしれない。
こんな人におすすめ
余計なアプリが入っていない素の端末が使いたい。性能にはこだわらないので、充電なしで長時間使いたい、という人にお勧めだ。たったの22000円で購入できる。
海外製ではあるが、ASUSは昔から優秀な端末をリリースしてきた信頼性のあるメーカーだ。決して怪しい会社ではないから安心してほしい。
同価格帯にはHUAWEI P30 liteなどがあるが、バッテリー容量を重視するならこっちを選ぶといいだろう。
なにより、この端末は使わなくなってもモバイルバッテリーとして機能するというメリットがある。使わなくなった端末は重いだけの文鎮と化すが、この文鎮は使える文鎮だ。サブ機として持ち歩き、いざという時にメイン機に充電する、という使い方もいいかもしれない。
購入先
この端末はSIMフリー端末だ。ヨドバシカメラといった家電量販店で購入可能だが、どさくさに紛れて回線契約を結ばされるなんてこともあるかもしれない。下記の商品は通信契約も必要ない。安心して購入してほしい。